森の広場に、
一本のロープが落ちていました。
ながーくて、くるくるして、
まるでへびみたい。
「なんだこれ?」
と、リスが首をかしげました。
「たべものかな?」
くんくん、くんくん。
うさぎがにおいをかぎました。
「にんじんのにおい、しないなあ。」
そこへ、くまさんがやってきました。
「よいしょ、よいしょ!」
ロープを持ち上げてみます。
でも……
「うごかない〜!」
ドサッ!
くまさん、しりもち。
カラスが木の上から見ています。
「おもしろそうだね!」
とんでくるり!
ロープをつついて、
「びよ〜ん!」
「わっ、のびた! これは たのしい!」
サルがやってきました。
「これ、つるみたい!」
と、木に結んで……
「えいっ!」
びょ〜ん!とジャンプ!
ブラーン、ブラーン♪
「やっほ〜!ロープって、すべり台よりたのしい!」
それを見ていたうさぎが言いました。
「わたしもやってみたい!」
ブランブラン、ぴょんぴょん!
リスも、キツネも、シカもやってきて、
みんなで大さわぎ!
「ロープって、なんでもできるんだね!」
「つなひきしよう!」
くまチームと、うさぎチーム!
「せーのっ!」
ぐいっ、ぐいっ、ぐい〜っ!
「うわ〜〜〜!」
みんなころころ、ひっくりかえっちゃった!
みんな大笑い。
「ロープって、おもちゃだったんだ!」
そのとき、森のはずれから
人間の子どもがやってきました。
「わっ!ぼくのなわとび、ここにあったんだ!」
子どもはロープを手にとって、
ぴょん、ぴょん、ぴょん!
森のみんなも、いっしょにジャンプ!
リスもぴょん!
うさぎもぴょん!
カラスもぴょん!(ちょっとむずかしいけど)
「ロープって、たのしいね!」
「またあそぼうね〜!」
風にゆれる木々が笑っていました。
おしまい。










