ビルボード Hot 100 チャート解説 2015/03/14付 | ミスター洋楽のブログ

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歌詞の内容、曲ができた経緯や背景、ビルボードシングルチャートでの最高順位や各種記録など、少しずつですが新旧問わず、できるだけたくさんの曲についてコメントさせていただきます。

2015/03/14付 ビルボード Hot 100 トップ10解説






1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Mark Ronson(マーク・ロンソン) feat. Bruno Mars - Uptown Funk!
主要3チャートを全て制し、ロードの "Royals" 以来となる9週目の1位。
ブライアン・アダムスの "(Everything I Do) I Do It for You"、ホイットニー・ヒューストンの "I Will Always Love You"、リアーナの "Umbrella" に次いで、 Hot 100 とUKチャートの両方で7週以上1位を獲得した史上4番目の曲。
【記録】ブルーノ・マーズ - ヒット曲ベスト10



2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) - Thinking Out Loud
サイの "Gangnam Style" 以来となる7週目の2位。
エドはこの曲のセールスが260万枚に達し、"The A Team" の230万枚を抜いて自己最高記録となっています。



3位右上矢印 (先週4位、最高位3位)
Maroon 5(マルーン5) - Sugar
マルーン5は前作 "Animals" に続いて6曲目となるトップ3入り。
アダム・レヴィーンのファルセット(裏声)が冴えるファンク・ポップで、ソングライターはアダム、Dr.ルーク、"Cooler Than Me" のヒットで知られるマイク・ポスナー他。
【記録】マルーン5 - ヒット曲ベスト10



4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Ellie Goulding(エリー・ゴールディング) - Love Me Like You Do
チャートポイントはアップしているものの一歩後退。
UKチャートでは4週1位を獲得したこの曲、一週間のストリーミングも英国内では最高となる258万回を記録しています。



5位右上矢印 (先週6位、最高位4位)
Rihanna(リアーナ) & Kanye West(カニエ・ウェスト) & Paul McCartney(ポール・マッカートニー) - FourFiveSeconds
再上昇でトップ5にカムバック。
昔、ジョン・レノンは "Julia" の中でハリール・ジブラーンの詩の一節を引用しましたが、この曲の『私のやさしさが弱みとしてつけこまれる』という歌詞は、『やさしさと思いやりは弱さや落胆の印ではなく、強さと決意の現れなのです。』という彼の詩を意識したもののようです。(ポールが書いたのかどうかは不明)
【記録】ポール・マッカートニー - ヒット曲ベスト20(更新)
【記録】リアーナ - ヒット曲ベスト20(更新)



6位右下矢印 (先週5位、最高位2位)
Hozier(ホジアー) - Take Me To Church
Hot Rockのチャートでは20週目の1位ながら、トップ5から陥落。
『僕は生まれながらにして病を抱えている 良くなるように命令して』という歌詞は、反人種差別の運動に参加していたクリストファー・ヒッチェンズという作家の詩を引用したものだそうです。



7位右上矢印 (先週8位、最高位7位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) - Style
ワンランクアップで最高位を更新。
『あなたは、ジェームズ・ディーンみたいに夢見るような目をしているの。』『そして私はあなた好みの赤い唇。』と歌われているこの曲、ハリー・スタイルズをジェームス・ディーンに、自分自身はマリリン・モンローに例えているのかも。
【記録】テイラー・スウィフト - ヒット曲ベスト20(更新)



8位右下矢印 (先週7位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) - Blank Space
こちらはワンランクダウン。
ブリトニー・スピアーズの "Toxic" なども手がけたジョゼフ・カーンが監督したビデオは再生回数が6億回に到達しようとしています。



9位右矢印 (先週9位、最高位9位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) - Earned It (Fifty Shades Of Grey)
今週は変わらずで9位をキープ。
"I'ma care for you, you, you"(君のことが気になる/惹かれる)という部分が印象的なこの曲ですが、ウィークエンドのヤシの木のようなヘアスタイルも負けず劣らず印象的です。



10位アップ (先週11位、最高位10位)
Pitbull(ピットブル) feat. Ne-Yo(ニーヨ) - Time Of Our Lives
ピットブルは10曲目、ニーヨは12曲目となるトップ10。
"Give Me Everything" 以来2度目となる二人のコラボ曲。『家賃を滞納することなんて1週間前からわかってた…でもこのクラブで遊ぶくらいの金はある 楽しむさ、時間切れになる前に』『みんな何かを乗り越えていく』と歌われているポジティブ・シンキングのパーティ・ソング。


以上、最新チャートのトップ10でした。