ビルボード Hot 100 チャート解説 2015/03/21付 | ミスター洋楽のブログ

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歌詞の内容、曲ができた経緯や背景、ビルボードシングルチャートでの最高順位や各種記録など、少しずつですが新旧問わず、できるだけたくさんの曲についてコメントさせていただきます。

2015/03/21付 ビルボード Hot 100 トップ10解説






1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Mark Ronson(マーク・ロンソン) feat. Bruno Mars - Uptown Funk!
昨年の年間1位、ファレルの "Happy" 以来となる10週目の1位。
これは史上29曲目の快挙で、全1041曲のNo.1ヒットの中でも上位3%に入る記録。ちなみに、史上初めて10週以上の1位を獲得したのはデビー・ブーンの "You Light Up My Life"(1977年)で、最長1位記録はマライア・キャリー&ボーイズ・II・メンの "One Sweet Day"(1995年) で16週。
【記録】ブルーノ・マーズ - ヒット曲ベスト10(更新)



2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) - Thinking Out Loud
マリオ・ワイナンズの "I Don't Wanna Know"(2004年)以来となる8週目の2位。
1位になれず8週以上2位になったのはこの曲が史上10曲目。ちなみに、最も長く2位を続けたのはフォリナーの "Waiting For A Girl Like You" とミッシー・エリオットの "Work It" の10週。



3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Maroon 5(マルーン5) - Sugar
ニッキー・ミナージュとのリミックス版リリースの効果もあって3位をキープ。
ビルボード誌では「より甘くなった」と紹介されています。
【記録】マルーン5 - ヒット曲ベスト10



4位右矢印 (先週4位、最高位3位)
Ellie Goulding(エリー・ゴールディング) - Love Me Like You Do
エアプレイが好調も変わらず4位。
NYデイリー・ニューズ紙によると、『エリーの「失われた少女の声」で「危険に求愛」する曲』だそうです。



5位右矢印 (先週5位、最高位4位)
Rihanna(リアーナ) & Kanye West(カニエ・ウェスト) & Paul McCartney(ポール・マッカートニー) - FourFiveSeconds
こちらも変わらずで、ポールは通算150週目のトップ10。
この曲ではラップはせずに歌っているカニエ・ウェスト、デイリー・ニューズ紙によると『不安定なヴォーカルをオート・チューンで修正している』そうです。
【記録】ポール・マッカートニー - ヒット曲ベスト20(更新)
【記録】リアーナ - ヒット曲ベスト20



6位右上矢印 (先週7位、最高位6位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) - Style
また一歩前進で最高位更新。
『私が経験したことをファンは歌詞から読み取るのを楽しみにしているし、私もそれが分かっている』と語っているテイラー、この曲については、『「定番」を感情面から曲で表現しようと思った』そうです。
【記録】テイラー・スウィフト - ヒット曲ベスト20(更新)



7位右上矢印 (先週9位、最高位7位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) - Earned It (Fifty Shades Of Grey)
2ランクアップでこちらも最高位更新。
ズンチャッチャ3拍子とウィークエンドのファルセット(裏声)が特徴的なこの曲、映画 "Fifty Shades Of Grey" では唯一、2回使われているそうです。



8位右下矢印 (先週6位、最高位2位)
Hozier(ホジアー) - Take Me To Church
2ランクダウンも、20週目のトップ10。
エリー・ゴールディングもカヴァーしたこの曲、Hot100のランキングをスコア化したオールタイム・チャートではデビー・ブーンの "You Light Up My Life" などと並び100位にランクインしてきています。



9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Pitbull(ピットブル) feat. Ne-Yo(ニーヨ) - Time Of Our Lives
ワンランクアップで最高位更新。
この曲でも『お前が一番ケツがデカい』などと下世話な感じのピットブルですが、最後はちょっとまじめに『これは困難の中を生きてる奴らに向けて、信じてくれ。俺もそんな時があったけど 乗り越えてきた。生きて過ごす毎日はすばらしい。覚えておいてくれ。』とラップしています。
【記録】ピットブル - ヒット曲ベスト10



10位右下矢印 (先週8位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) - Blank Space
初登場1位、1位7週、トップ10は17週、別れた男のことはすべて曲にすると言われている自分のイメージを逆手に取ったこの曲とも来週はお別れかもしれません。


以上、最新チャートのトップ10でした。