しかし、人って、自分のことを先に言いたがらないのである。
なので、まずは相手のことを最初に知るというのは、そもそも順番が間違っていて、相手のことからではなくて、必ず自分からなのである。
そうすることで、ほとんどの人が、あとから自然と心を開いてくれるはずである。
それでは、実際に自分のことと言っても、何を相手に伝えるべきか。
俺の場合、必ず伝えるのは、住んでいる所と自分が興味を持っていること、自分が好きなことぐらい。
これだけで、相手との距離を縮めることができる。
人とすぐに仲良くなるためには、自分のことを、聞かれる前に、先に伝えてしまう。
受け入れる前に、自分のことを打ち明けてしまうのだ。
そして、次に何をするか。
二人だけの共通点を見つけ出すのだ。
ここで、ポイントなのが、自分が興味を持っていること、自分の好きなことの数が多いか、少いかである。
少なければ少ないほど、共通点を見つけ出すのは難しいが、多ければ多いほど、容易なのである。
そうなってくると、多くの相手と仲良くなりたいと思うのなら、興味を持っていること、そして好きなことを、どれだけ多く持っているかが大切なことになる。
しかし、ただ単に多く持っているのではなく、バランスよく、そして幅広く、いろんなジャンルに興味を持っている方がいいのだ。
それは、好きなことに関しても同様である。
こうやって、常に準備をしておけば、二人だけの共通点は、すぐに見つかるはずなのである。
ハッキリ言って、共通点さえ見つけてしまえば、もう仲良くなっており、それについて、お互いに、あれやこれやと言い合えれば、その瞬間から、いい関係に変わっているのだ。
ちょっと前は、お互いに他人だったのに…
人とすぐに仲良くなる方法、それは、まず自己紹介をして、相手との共通点を見つけることである。