働いている、どの職場において、人事部門は存在すると思う。
自分が人事部門に所属したことがないから、詳しい業務内容は分からない。
でも、職員を募集して、面接を行うのは、必ず人事部門主導であるのは間違いない。
面接では、当該部門の関係者が同席するケースはあるだろうが、当然ながら、人事部門で最終決定し、採用の可否を決める。
そして、辞める時だって、最終的には、人事部門が決定する。
しかし、人事評価となってくると、人事部門は人事評価シートなどを準備するだけで、あとは、その人が働いている部門へ、評価を丸投げしているように感じる。
いわゆる人事部門は、数字でしか、人を評価していない気がする。
人を評価するには、必ず公平な目が必要だし、評価項目だけでは、その人の本当の評価はできないと俺は思っている。
そんな人の評価を、うまくできないのが人間ではあるから、人事評価シートみたいなものが存在するんだろうが。
人事評価においては、公平性がポイントであるのに、評価をする人によって、その人の評価が変わってしまうのが、人事評価の良くない点であると俺は思っている。
組織が大きくなければ、同じ人間がやることになるので、ある程度、評価に対する公平性は保てるとは思うが、組織が大きければ、一次評価と二次評価があった場合、どこも分担して評価をすると思う。
そうは言っても、人の評価に関して、公平な目を持っているのは、人事部門でなかろうか。
俺は、そんな風に思う。
組織においては、部長、課長、係長、主任などという感じで、いろんな職位があるが、組織をマネージメントする義務は当然ある。
でも、人事評価は別次元、別仕事であると思う。
中には、正当な人事評価ができる人がいるが。
一人一人の仕事っぷりを、評価項目に沿って、詳しく観察しながら、日常業務はできる人はいない。
そもそも、最初から、この人の人事評価は、あなたが適任だから、担当だから、よろしくという話ではなく、ある日、突然やって来るのが、人事評価というもの。
こんなんで、人の評価をしていいのだろうか。
いや違うと思う。
もっともっと人事部門の関与が必要だと思っている。
評価によって、その人の将来が左右されることだってあるのだから。
人事部門で働いている人は、人事のプロであって欲しいと思う。
俺の理想としては、組織体制もそうであるが、縦糸・横糸の関係が重要なんだと思っている。
人事部門からの出向でもいいし、それぞれの部門において、人事に長けている人材を育てるのもいい。
とにかく、日々の職場環境において、人事的なマインドを持つ人を組み入れるのだ。
そうすることによって、間違いなく、組織は活性化し、職場環境は今より良くなり、日々改善していくのだ。
今、世の中で問題になっているハラスメント問題であっても、人事部門の介入があれば、未然に防ぐことも可能であると思っている。
まだまだ語り尽くせないので、つづく。