【韓ドラ】不動のヒットメーカー パク・ジウンの法則 | ななころびやおきのエンタメ的生活

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人気韓国ドラマ作家、パク・ジウン

大ヒット韓国ドラマ「愛の不時着」で三度

韓国ドラマの沼にハマったのは、私だけではないはず?


振り返ってみれば、

2004年に「冬のソナタ」ではじまる「韓流」という言葉と「ヨン様」ブームの到来。当時子育て真っ最中の私も、多分にもれずどっぷりと初めての韓流という沼にハマった


NHKが初めて放送した韓国時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」(2004)、チャングンソク人気を巻き起こした「美男ですね」(2009)など、数年おきにぶり返す韓ドラの沼


そしてコロナ禍の2020年

ステイホームが叫ばれ、ネットTVが台頭してきた昨今、世間では第4次韓流ブームらいしが、私の中では3度目の韓ドラの沼がやってきた。


そのきっかけは、言わずと知れたこのドラマ

現実でもカップルとなったヒョンビンソン・イェジン主演の「愛の不時着


そしてその脚本家こそ、韓ドラヒットメーカーパク・ジウンさんなのです!!


「愛の不時着」ロス民はたいていまず、

ヒョンビンとソン・イェジンを追いかけて

「シークレットガーデン」

「よく奢ってくれる綺麗なお姉さん」など2人の出演作品を追っていく。


ひとしきりヒョンビン熱も冷めた頃から、

彼らの出演作品というよりも、

純粋に良作に目がいくようになる。


良作の脚本家は

きっと他にもいい作品を作っているはずだ


こうしてたどり着く

韓国が誇る韓ドラヒットメーカー


脚本家パク・ジウン


そして、

彼女のおすすめ代表作品を3作品紹介したい。


韓国ドラマ、何から観ようか分からなかったら、まずは是非これを観て欲しい!


おすすめ代表作品


愛の不時着 (2020)

青い海の伝説 (2017)

星から来たあなた (2014)


パク・ジウン作品をいくつか観ていくと、
彼女のドラマには欠かすことのできない3つのキーワードがあることに気がつく

    

ここでは韓ドラヒットメーカー、パク・ジウンのドラマに見られる必須3要素について
勝手に考察しています


パク・ジウンドラマの必須3要素


ファンタジー要素

圧倒的な映像美と盛り上げ音楽

最後はやはり「運命



必須3要素の1番目は


日常ではありえないファンタジー感にある


 星から来たあなた」では、宇宙人との恋愛青い海の伝説」では、人魚との恋愛

愛の不時着」では、国境を超えての恋愛を描いている。


一見日常感の薄い設定に、

視聴するのをためらいたくなるものですが、

パク・ジウンの素晴らしいところは、

その非日常な設定を

視聴者にすんなりと受け入れさせてしまう

ストーリー展開セリフ運びにある。


その説得力を支えているのが、

役者の演技力もさることながら、

その圧倒的な映像美と盛り上げ音楽にある。


「青い海の伝説」の海でのシーンは圧巻で、チョン・ジヒョンの人魚姿は本当に美しい。

また、言わずと知れた「愛の不時着」で随所に登場するスイスでのシーンも映画のワンシーンのようで本当に美しい。

それらの映像美に彩りを加える音楽もまた、パク・ジウンドラマのファンタジーさに説得力を持たせる重要なファクターだ。


そしてパク・ジウンドラマが

ファンタジーでありながら、

視聴者の心にすっと入り込むための

大切なキーワードが、


3つ目の要素「運命」だ…


どんな障害があろうとも、

最後には必ず結ばれるであろう2


なぜならそれは、「運命」だからだ

運命」は、人種も国境も時代さえも超越する


何度死にかけようと、

何度別れようとも、

何度生まれ変わろうとも。


何度でもまた出会い、また愛し合う


運命」というこの文字がみえないか?


水戸黄門の印籠のように、

見ている側は、

ある種の安心感を約束されている


パク・ジウンのドラマには、

そんなラストを期待しながら、

翻弄する途中の過程を楽しむ仕掛けが散りばめられている。


約束されているであろうハッピーエンドが、

いつ壊れるかわからない

完璧なものでないのもまた、

物語に儚い余韻と説得力を与えている。



 パク・ジウン(박지은) 

1976年生まれ、韓国

愛の不時着」の大ヒットで、日本でも一躍知名度が増した韓国の人気ドラマ作家。

2014年、チョン・ジヒョン、キム・スヒョン主演の大ヒットドラマ「星から来たあなた」で有名人気作家に。

その後、「青い海の伝説」「愛の不時着」など人気ドラマを制作。

不動のヒットメーカーとしての地位を確実なものとした。ファンタジーと切ないロマンスを混じえたストーリーを得意とする。


 その他作品

プロデューサー(2015)

棚ぼたのあなた(2012)

逆転の女王(2011)

僕の妻はスーパーウーマン(2009)