明けましておめでとうございます。
今年もどうか宜しくお願い致します。
去年の冬は極寒の中外でレッスンをしておりましたが、
今年はドクター高田のFuncPhysio Physical Therapyがマンハッタンのど真ん中にオープンしたということで

そちらの施設でレッスンをさせて頂いております。
ありがたいことに今年は正月返上でずっとお仕事をさせて頂いております。
NYのゴルファーをもっとゴルフにのめり込んでもらうために頑張るのだ!

まあそんなわけで、今回はRotexの仕組みについてお話しします。
めちゃくちゃ長くなるので上半身と下半身のエクササイズの2つに分けて書こうと思います。
今回は上半身編なのだ。
上半身のエクササイズがどんな感じのもので、それをやるとどのようなことが起きるのかをこの記事を読んでなんとなくでもわかった頂けたら嬉しいです。
まずはこちらの動画を御覧ください。
Dr. Joeがいくつかの手順を踏んでエクササイズをしているのがわかります。
まず、ローテックスに対し四つん這いになって

腕をロックします。そこから

肘をあまり曲げないように気をつけて肩甲骨同士を寄せ合うこと背骨を地面に近づけます。

そこから肩甲骨を下方向(画像の緑の矢印の方向)に動かします。*このときに腕は少し曲がります*
この肩甲骨を下方向に下げる動きをすると慣れていない人はLower back(腰椎の部分)が反ってしまうので

そこを腰の反りを直し骨盤の状態をニュートラルにします。

Rotexにはこんな感じの目盛りが描いてあるので、先ほど作った体制をキープしたまま肩の後ろの筋肉を使って手を外方向に向かって回転させます。

まずは針(黄色の矢印の先にある線)を30度に向けて10秒それをキープ。その後40度に針を向けてもう10秒キープ。最後に50度に向けてもう10秒キープといった感じ。
運動強度はネジを回せば変えられるんだけど、それ次第で楽にもできるし、キツくもできますな。
ただちょっとでも強度を上げたら地味に辛いです笑。
姿勢を保持するためにブルブルするんだな笑
まあこれをやった人の感想で多いのは
・ なんとなく、上半身が軽くなったような気がする笑
トレーニングの筋肉のハリが収まる
肩と肘の痛みがとれる(野球のピッチングコーチ談)
肩が凄く回るようになる(野球のピッチングコーチ談)
肩と肘の疲れが楽になる(美容師談)
などなどです。
上のエクササイズで何故そんなことが起きるの?ということですが、
Dr. Joe いわくRotexは身体のOveractive(使いすぎ)な筋肉を解放し、Underactive(全然使ってない)筋肉な筋肉を鍛えてくれるとのことです。
ちょっと現代人の日常生活について考えてみましょう。
現代人の多くが長時間机に座り、パソコンをいじっていたりします。

この状態を毎日長時間キープするって、やっぱり身体で使ってる筋肉と使ってない筋肉に偏りができちゃうんですな。
そしてこの偏りを治す場合、
ガションガションダンベルを持ち上げたり身体を動かしまくるようなエクササイズをするよりも
先ほど紹介したようなある体勢を作ってホールドするようなエクササイズの方がよりファンクショナル(機能的)とのことです。
日常生活では長時間同じ体勢のままでいることがほとんどだからね。
ガションガション体を動かすエクササイズしてもそれが日常生活に効果的に反映されるかなと思うと、
より持久系の筋肉を養う方が現代人の体にとってより機能的に感じるのだ。
まあスポーツをやる人にとっても良いことがたくさんなんだけど終わらなくなるので話を戻そう。
というわけで、これから先ほどのエクササイズでそれぞれのフェーズでどのUnderactiveな筋肉たちが鍛えられ、Overactiveな筋肉たちが解放されるのかを見てましょう!
Dr. JoeがRotexのエクササイズ中にどの筋肉が使われているかという動画を提供してくれたのでそこから画像をキャプチャしたのでそれを使って説明してみようと思います。

画像では、薄いピンク色の筋肉がUnderactive, グレーの筋肉がOveractive筋肉として表現されています。
Underactiveな筋肉は使ってないので弱くてノビノビになっている筋肉で、Overactiveな筋肉は常に緊張してちゃってるので短い筋肉というイメージです。
まずは画像に表示されているUnderactiveな筋肉がどの筋肉か確認してみよう。

Postrior Deltoid : 三角筋後部
Infraspinatus : 棘下筋
Teres Minor : 小円筋
Lower Trapezuis : 僧帽筋下部
Rhomboid : 菱形筋
SerratusAnterior : 前鋸筋
こんなもんでしょ。

まずは最初の四つん這いになって腕ロックのときの筋肉の状態が先ほどの画像だとすると、2つ目の肩甲骨を寄せて背骨を地面に近づけるというフェーズでは菱形筋がactivate(使われ)されます。
菱形筋の色が赤色に変わったのがわかりますね。
次は肩甲骨を下方向に下げる動きをしたとき。

肩甲骨を下に下げるために僧帽筋と前鋸筋が使われるんだね。
僧帽筋と前鋸筋も赤色になったのが確認できます。
そして最後、肩の後ろの方の筋肉を使って手を外側に向けて動かしていくとき、

この2つの三角筋後部と棘下筋が使われるんだね。
そしてRotexに表示されている30度, 40度, 50度へ目盛りを向けて姿勢を維持しているとき、先ほど挙げた筋肉たちの全てをActivate することになります。
これがDr. Joeのいう、Underactiveな筋肉たちを鍛えるということなんですな。
ビフォーと比べてみると、こんな感じ。

わかりやすいですね。Underactiveの筋肉たちがActivateされたのがよくわかりました。
次はOveractiveな筋肉を解放するところをみてみましょう。

灰色なのがOveractiveな筋肉なのだ。
この画像で示されているOveractiveな筋肉は以下の通り。
Upper Trapezuis : 僧帽筋上部
Teres Major : 大円筋
Latissimus Dorsi : 広背筋
先ほどを同じように、まず肩甲骨を寄せ合い背骨を地面に近づけます。この動作には先ほどあげた筋肉たちは関係ないので彼らはOveractiveな状態をかわりません。

次に、肩甲骨を下方向に動かします。

すると、緊張して短くなっていた灰色の僧帽筋上部の筋繊維が伸ばされて色が灰色から白色(解放された状態)になりました。

そして、最後に手を外方向に向けていきます。この動作をすると大円筋と広背筋が灰色から白い色に変わりそれぞれの筋肉が解放されたのがわかります。
ビフォーとアフターを見比べてみると、

全然違うね。
配色でそう見えるだけかもしれないけど、なんだかアフターのほうがよさげに見えるぞ!笑
このように、Rotexを使って先ほどのエクササイズをするとこれだけの数のOveractive(使いすぎ)な筋肉を解放し、Underactive(全然使ってない)筋肉な筋肉を鍛えてくれるんだね。
勘の良い人ならわかると思うけど、これをやったら上半身の可動域は上がる。
Overactiveな状態の筋肉は緊張しちゃってるから解放されない限り筋肉はノビノビできないし、
Underactiveな筋肉は骨と骨同士を引っ張り合わせる筋力が小さいから可動域をあげられない。
Rotexはそれぞれの筋肉の状態を逆転することができる(筋肉は伸びれるようになって、骨同士を引っ張り合えるようになる)から結果的に可動域をあげられるんだね。
他にも筋肉の疲れや痛みといったものを取っ払っちゃうという現象が起きたりするんだけど、疲れに関して言えば先ほど書いたのと同じような理由で取れるのはわかる。
でもはっきり言って痛みはなんでとれるのかわからん。ドクター様だったら説明できるんだろうけど、僕は違うので理由は謎ということにしてます。
まあドクター高田もDr. Joeも、うちのお寿司屋さんによくソーセージを持ってきてくれるマニュアルセラピストのおっちゃんもこんなすぐに痛みが取っ払ったりできるの?
と聞いたら皆「できるよ。」と答えてたのできっとできるんでしょ笑
前回の記事でGears実験前と後のスイング比較画像を作ったけど、このエクササイズはこんな感じにフォローが変わるのに貢献したような気がする。

ゴールドマンがビフォー、ブルーマンがアフター。

腕がびよ~んって伸びるようになったんだね。
バックスイング時のターンに関しては下半身エクササイズがもっと貢献しているように思うので他の画像はここで載せなくてもいいかな笑
というわけで、今回はRotexの上肢エクササイズである”Outward Shoulder Rotation”によってどの筋肉たちがどのようにステータスを変えることによって体に良く働くかという内容でした。
なんとなくでも内容が伝われば嬉しいです。
次回は下半身!これも長そうだけど、Dr. Joeとの友情のために頑張って記事を書くのさ。
それでは今回はこの辺で。
次回もお楽しみに 😉
たいき
P.S.
NY在住のドクターさんやトレーナー、セラピストの方でRotexに興味があって体験したいという方はtaikim@motorlearningolf.nycまでご連絡くださいまし~♫