Rotex最終回! Rotexの日本人スイング改善ポテンシャル!! | 宮崎太輝のグローバルスタンダードゴルフ!

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NY出身のティーチングプロ/トレーナーであるタイキが、日本のレッスン業界を面白くするために始めたブログ。日本とアメリカ最先端のゴルフレッスン/トレーニングの違いを教えてあげちゃいます;)

こんにちは。



Beyond Pacific のたいきです。



前回はRotexを使ったエクササイズによって関節の可動域が上がり、



それのおかげでスイング時の可動域が随分と上がったよという話でした。



へー!



関節の可動域が上がるっていうのはなんかいいことっぽいな!!



体柔らかくなるってことでしょ!?



きっと怪我しなくなるんだろうなー!!



と思う人もいるでしょう。



でも反対に、



スイングしたときの関節の稼働が大きくなり過ぎたら怪我するんじゃね。



と思う人もいると思います。



実際僕も一番最初に思ったし。



新しく仲間になったXXちゃんも同じことを言っていたのだ。



だけど、



Dr. Joeと一緒に勉強したらRotexをやってたら可動域が上がりすぎて怪我することはないんじゃないかと思い始めたんだ。



むしろゴルフスイングのパフォーマンス上げてくれるんじゃね?って思うようになったのだ(特に日本人の。。)



というわけで、今回はその理由を書いていきます。



Dr. Joeの教えてくれたことの範疇を超えて色々書くからきっとおかしいことが色々あると思う。



でもブログには思ったことを書くのだ。



恥は晒してなんぼだからね。



間違ってたら遠慮なく叩いてくれたまえ。




というわけで、



これからこんな画像を見ながら話を進めて行こうと思います。



おお!



前回前々回と出演してくれた筋肉マンが実際にスイングしてくれるのであります!



筋肉がリラックスしているところはピンク色、そして強く収縮すると色が赤色になる。



これならスイング中どこの筋肉が作用しているのかが丸わかりなのだ!!



ちなみにこれはDr. Joeが大学と共同研究で行っていたゴルフスイング中の筋肉の動きをElectromyography(EMG: 筋電図)で測定し、それをわかりやすく視覚化したものであります。



*この図で色が変わる筋肉はRotexで関わっている筋肉です*



本当は動画なんだけど、Dr. Joeがどこにもアップしてないから今回も画像をキャプチャしたのだ。



それではスイング中、筋肉がどういう風に動いているのかみてみよう。



まずはセットアップ



構えでは全身の筋肉がピンク色なので、筋肉はリラックスしている状態ということですな。



テイクアウェイ~





テイクアウェイではInternal Hip Rotators(大腿筋膜張筋, 中殿筋, 小殿筋など) と Internal Foot Rotators(前脛骨筋など)が外方向への動き(スウェイ)を抑え、体の動きをローテーションへと導いてくれます。




そしてその状態はトップまで変わりません。



しかし、


ダウンスイング中、腹直筋とハムストリングが収縮することによってPelvic Thrustという現象が起こります。



Pelvicっていうのは骨盤のっていう意味で、Thrustっていうのは突くとかって意味だから骨盤を突き出すような動きって理解でいいんじゃないかな。




例えば アメリカの平均的なプロたちがトップで骨盤が15°前傾してるとするじゃない?



それがインパクトに向かって右腰が突き出される時に骨盤の前傾度合いが5°くらいになるんだ(0.25秒で8度ほど骨盤の前傾がすくなくなるのだ)。



ちなみにこの腰を突き出すような動きをやりすぎちゃったらEarly Extensionってのになっちゃうんだね。



アーリーエクステンション例 ↑



Pelvis Thrust は勝手に行なわれるもんだから意識してやっちゃだめよ笑



インパクト前後~




インパクトではリードサイドのInternal Hip Rotators とInternal Foot Rotatorsがとても強く活性化し、バックスイングの時と同様外方向への動き(スライド)を抑え、ローテーションへと導いてくれます。



しかしバックスイング時とは違い、ここでもう一つあることがなされます。



それは



胴回りの筋肉の回転するスピードを減速させる



というもの。



この「減速させる」というのが今回の記事のポイントになります。



それは胴回りの回転スピードが減速すると、腕やクラブのスピードが勝手に上がってくれるからなのだ!






フォロースルーではリードサイドのHip/Foot rotators、ハムストリング、腹筋、Trail Side Posterior Shoulder Rotators(右打ちの場合右肩のローテーションを促してくれる筋たち)の全てが強く収縮し、動きの減速に努めます。






そして最後、フィニッシュに向けて体は徐々にリラックスしていき、バランスよく立ちます。





と、このような感じです。



しかし、ここまでの説明を聞いて一般の人はあるところで「?????」となったと思います。



それはきっと



クラブを早く振るのに『減速』するの?



え?



Rotexは可動域あげてくれて、体がよりターンしてくれるからもっと飛ばせるようになるんじゃないの??



というところではないでしょうか。



よくアマチュアでもプロでも体がバックスイングでもフォローでもよりターンすると遠くにボールを飛ばせると考えている人がいます。



でも実際はそうではないどうかということですな。



そしてこの『減速する』という部分に関しては



間違いなく多くの日本人が身につけられていないポイントの一つであり、



これによりアマチュアからプロまで日本人の距離が足りない原因になっていると僕は思っております。



どういうことかというと、



日本人のほとんどのゴルファーは体の回転が早すぎるんだね。



かなり前のブログで



Kinematic Chain(運動連鎖)がうまく行われないとボールは効率よく飛ばせないよということを書いたことがありました。



多くのアメリカのプロが踏み込んだ後 腰→胴→肩→腕→クラブと徐々に、順番に動いていくとします。




これが運動連鎖がうまくいった場合だとすると、日本のプレイヤーの多くがこのようにスイングしてます。




こういう腰の切り方やインパクトをしているプロや学生、ジュニアが日本にはとても多いのです。



それは



『腰!!!!』



と腰単体が早く動きすぎちゃって胴肩腕クラブの運動連鎖がうまくいかなくなっちゃってるって感じ。



最近は少なくなったと思うけど、僕が学生のときは



「切り返しでは腰を切るように!」



と指導されてきた。



まあ未だにそんな感じの指導が行われてるんだろうと思うんだよね。



だって皆フォーム変わってないし。



この「腰を切れ!」的な指導がなくならない限り、



日本人のスイングは皆欧米の選手と比べたら何か違う印象を受けるようなフォームになり続けるんだろうなって思います。



それではちょっと懐かしのHirokiくんの動画をみてみよう。







左がビフォーですごく日本的なインパクト、右がアフターの欧米に近いインパクトっていう感じ。



この時彼に行ったのが腰の減速だったんだね。



腰の減速を達成でき、その他諸々が色々と変わって結果的にミート率とスイングスピードが上がって飛距離が伸びましたって感じだったと思う。



で、腰の減速ができたら何故スイングスピードが上がったのかという説明は凄くシンプル。



例えばだけど、



あなたが助手席にピザを乗せて運転してるとするじゃん?



急ブレーキするじゃん?



車は止まるけど助手席に乗せてたビザは吹っ飛んじゃうよね。




ゴルフスイングも一緒。



ダウンスイング中の胴回りにブレーキもしくは減速したら慣性で腕がピュッて走ってくれるようになるんだ。



改めてHirokiくんのビフォーアフターの画像をもう一度みてみよう。





ビフォースイングのHirokiくんは腰が早く回転しすぎちゃって腕を置いてきぼりにしちゃったんだね。



反対にアフタースイングの彼は腰が減速してくれたおかげで腕が加速してくれたんだね。



それだけでスイングの印象がこれだけ変わっちゃうのだ。



なので、日本人が腰の減速を身につけることは結果的に腕とクラブを早く振ることにも繋がるので



結果的にスイングがより欧米的に変化してくるという感じですな。



実際この動きは運動学習的な指導法ができたらすぐに直せるもの。



しかし自分で直すとなったらスイングの専門知識が必要になってくるでしょう。



腰の減速自体はあることをしたら身につけられるかもしれないけど、他の部分も直さないとスイングが成立しなくなっちゃうからね。



なので、コーチとかをつけない場合ここを改善するということになったら僕はトレーニングを選ぶのだ。



「自分では腰の減速をしたい。でもできない。」



という場合はテクニックはもちろんだけど、単純にそれをするための筋力が足りてないということもあると思うんだ。



なので、胴回りの回転スピードを落とすための筋肉を鍛えたらその回転スピードが勝手に直っていくこともあり得るんだ。



それではGearsを使った僕のインパクト時のビフォーアフターを見てみようか。





本当はKinematic Chainのグラフがあるんだけど、こっちの方がわかりやすいからこっちを使おう。



インパクト時のビフォーは腰の角度は7.7度。アフターは6.7度になってるんだね。



まあ単純にアフターの方が腰の減速ができるからビフォーほど腰が回ってないってことだよね。



腰の減速ができたから



腕とクラブが勝手に加速してくれて勝手に今までよりもハンズファーストなインパクトになってくれているのだ。



じゃあ僕が腰の回転スピードを落とすための筋肉をトレーニングを何かやっていたかというとそんなわけありません。



今の僕はジムに行ってるけど体型維持のために運動してるだけだからね。



腰の減速に関わる筋肉に働きかけるエクササイズをやっていたのはRotexだけ。



なので僕はRotexが色々と僕の都合の良い解釈ができるように体の調子を変えてくれたんだと思っています笑



というわけで、長くなってしまったけど話をまとめよう。



僕の勝手な見解では



Dr. Joeが提供してくれた筋肉マンでピンクから赤色に変色する筋肉は全てRotexで行われるエクササイズに関わっているものであり、全てスイング時の体の回転スピードを減速してくれるもの。



これらの筋肉たちは



体の回転スピードを落とすことによってよりスイング時の体のバランスを良くしてくれる。


筋肉、関節、靭帯などがダメージを受けるような過剰なアクションを抑えてくれる。


早く動く下半身から腰の回転スピードを落としてくれるのでその先の胴、肩、腕、クラブが早く動くことでできるようになるので結果的にクラブヘッドスピードが上がる。


ということを達成するための役割を担っている。



これまでのブログでは3つしか動画でRotexのエクササイズを紹介していないけど、実際は覚えきれないくらいのバリエーションがあるし、



その全てがゴルフスイングのための関節可動域を増やすだけではなくストレング(強さ)やスタビリティ(安定性)も向上させてくれる。



ここまで本質的にゴルフスイングを向上してくれる器具は今までなかったと思う。



本当、Dr. Joeはゴルファーにとって良いものを創ったと思うのだ。。



そんなDr. Joeは、



『皆健康が一番だからな!』



『皆が体の問題を取っ払うためにこれを創ったからこれを使って皆のライフをエンジョイして貰えたら嬉しいね。』



といつも言う。



ははは。



彼は根っからのドクターなのだ。



このじいちゃん大好きだぜ ;)



そして



このじいちゃんのことが好きになった人たちが今全米のスポーツ業界に増えてきた。



この半年でゴルフのUSPGA / LPGAのトッププロたちのトレーナーたちがRotexを導入しまくりだからね。



誰が使ってるかっていうのをまだ言っちゃダメみたいだから言えないけど、



皆が知ってる人ばっかりなんだぜ。



それを知って皆驚くがいいさ!笑



そして日本に導入されるのが楽しみだな!!



そんなわけでこれでRotexシリーズはおしまい。



来週からまた新シリーズ!



PGAショー2016編!!



今年のPGAショーも楽しんでいってきまーす!! XD



たいき