た:前回の記事で
「むしろ逆に、凄いマニュアルセラピーの技術を持った人たちに「ちょっとTPIとってきて」って言えば十分だしね。。」
って言ってましたよね。
今回はそのマニュアルセラピストについて教えてくださいませ!
高:う~ん何をもってしてマニュアルセラピストっていうのかは難しいんだけど、
理学療法士でも今身体を触らない治療方針をとる人が多くなってきてるんだよね。
例えば
腰が痛いですって人がいたとするじゃん。そしたら実際に触って関節の動きだとか筋肉の動きだとかっていうのを手で触って治せる技術を持ってる人がどんどん少なくなってきてる。
僕はそういうのをできる人のことをマニュアルセラピストって呼んでるよ。
前回の記事の話に通じるんだけど
どこの関節をどんだけ使って
どこの筋肉をどんだけ使って
どういうタイプの筋肉を使って体を動かしているかっていうのを判断するのに
手で触って実際の筋肉の収縮をみて、関節の動きをみて判断するのはマニュアルセラピーの技術だと思うよ。
そういう動きとかの判断するのって、目でみてもわからないと思う。実際。。
例えば
たいきくんの生徒さんでヒップヒンジができませんって人がいた場合、
ただ単にモーターコントロール的にできないのか
それとも関節が硬直して動かなくてできてないのか
っていうのを判断するのに一番手っ取り早いのは手で触って感じることなんだよね。
その技術を持っている人が少ないんだよね。
もちろん「このテストをやって!次このテスト!その次はこのテスト!」って感じでテストを続けて最終的に同じ結論にたどり着くこともできる
けど、逆に言えば自分で触診してその人の筋収縮の仕方をみてどのタイプの筋繊維を使ってその割合はどうなのかとかっていうのは
手で触っちゃえば一発でわかるんだ。
そういうのがわかるセラピストをマニュアルセラピストっていう感じかな。
他には
関節が動いてない人がいたとしたら、その関節が動かせるようにできるきっかけを作れるセラピストの技術を持ってる人。
エクササイズでじゃないよ?
エクササイズはある意味Reinforcement(強化・補強)だから。
エクササイズだけだったらさっき言った『きっかけ』を作ってあげられないんだよね。
関節が動いてない人に対して
「あなた関節が動いてないですね。このエクササイズをしましょう。」
でその関節が動く人はほとんどいないんだよね。
結局、動いている関節をもっと使おうとするだけになっちゃう。
その動いてない関節をもっと動くようにしてあげるっていうのがマニュアルセラピストの仕事になるのかなと思うよ。
た:う~んなるほど。
勉強になります。
今のお話の中でちょっとわかるのは体を触ると一発でわかるっていうことかな。
もちろん高田さんのそれとは話にならないくらいなちゃちいレベルの話なのですが、
僕もレッスン中、お客さんの身体を触りまくります。
身体のどこかの箇所を両手で固定して、その状態である動きをするとどういう筋肉の使い方をしてるかっていうのはやっぱり一発でわかる。
まあ僕の場合は医療従事者になるための勉強をしてたのと、NYであらゆる人種と年齢層の人たちの身体を触りまくりながらレッスンしてきたからわかるようになっただけだと思うんだけど。
で、そうやって触っていったら
例えば切り返しの時に胴回りの筋肉がどうやってビヨ~~ンと伸びて縮まるかってのがわかっていったって感じです。
高:ああ、そういうのすごく大切だと思うよ。
だって身体を触ったりこっちが向こうの身体を動かしてあげたりすると、身体のどこの部分に突っ掛かりがあるかってわかるでしょ?
た:はい。
高: 患者さんの身体をターンさせてあげたとき、感覚的にこの人はどこの関節が動きを阻害してるのかってわかるよね。
た:そうですな。
・・・
ん?
てかそれだとおかしくないですか??
さっきの話だと手で触ったら一発でわかるって話でしょ?
なんでそういう技術を持ってる人が少なくなってるの???
そういう技術を持ってた方が理学療法士さんだって得じゃん!
高:そうなんだよね。
今、理学療法士は悪い方向に走っていると思うよ。
今はほとんどいないんだけど、昔のお医者さんだったら必ず触診したよね。
患者さんが何かおかしいです。って言ってきたらまずは触診してそれ
によって治療をするって方法をとってたじゃん。
そういうのがどんどんなくなってきたんだけど、それは学校の教え方の問題だよね。
触診とかマニュアルセラピーとかっていうのは教育期間で行うようなリサーチに引っかからないんだよ。
学校で教えてくれるようなPractice(治療)とかっていうのは全部科学的に証明されてなければいけないからね。
そうすると触診とかっていうのはある程度の経験とトレーニングになってくると思うよ。
それをまたリサーチで証明するって難しいでしょ。
そうすると『リサーチに基づいた治療の仕方』っていうのを教えている学校とかでは教えられなくなるんだよね。
で、リサーチに基づいちゃうと「こういうエクササイズをしたら、こういう症状に有効です。」っていう形になっちゃう。
まあ、俺からしたらそういうリサーチってぼやっとしてるように見えちゃう。
今言った「こういう症状」っていうのは色々な経緯を経てその状態になるんだから。
エクササイズしたらそれが治るかって違うと思うんだよね。
まあ、だからたいきくんの質問に対しての答えは
『学校的な教え方をしたらそういう風になっちゃう。』ってだけ。
触診でもマニュアルセラピーでも、学校をでた後に勉強したいやつが勉強すればいいんだから。
身につけるのに凄く時間も金もかかるからね。
た:なるほど。。

そんなわけで、今回はマニュアルセラピストとはなんぞやという話でした。
正直、この「トレーニングの限界シリーズ」は前回のTPIの記事で終わりにしてもよかったんだよね。
でもなんでこの話を今回記事にしたのかというと、
マニュアルセラピーの技術を持った理学療法士さんがゴルフに関わることができたら
ゴルフインストラクターとトレーナーはとても心強いパートナーを得ることができるということを皆に知ってもらいたかったから。
今、NYで僕の生徒さんをどんどんドクター高田に見て頂いております。
もう、凄すぎるんだ。
どんどん生徒さんの身体の状態が良くなっていって、パフォーマンスも上がっていくんだもん。
次の記事ではゴルフスイングでとても治りにくい症状が高田さんの治療と僕のレッスンで一発でなくなったのでそれについて解説をしようと思います。
そんなわけで、今回の記事はここまです。
たいき
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