こんにちは。
Beyond Pacific LLCのたいきです。
前回の記事で、強い選手というのは勝つための『 it (何か)』を持っているヤツだ、と書きました。
それではその『 it 』とはなんだろう?
今回それについて書くつもりだったのですが、
いつも通り長くなっちゃうのでその前に、僕のボスの息子について話をします。
Brent Itoという16歳の男の子がいます。
僕のボスの息子です。
僕とブレントは去年の春出会いました。
去年の春、NYで就職先を探していた僕はボスと出会い、
彼にいきなり『せっかくだから一緒にゴルフしようぜ。』と誘われてゴルフ場に行ったらボスは幼い感じの男の子と一緒にいました。
『息子のブレント。NYのトップジュニアの一人だよ。』
とブレントを紹介してくれました。
そんでクソ寒い中、3人でプレーしました。
その時のブレントはもちろん上手かったのですが、
あらゆる方向にショットを曲げたり、ピンをデッドに攻めたりと粗い感じにコースを攻めるような感じのプレースタイルをしていました。
当時、飛ばない代わりに曲がらない・ほとんどのホールのフェアウェイをキープ+パーオン、でもバーディパットは外すもしくは3パットというクソつまらないプレースタイルをしていた僕にとって、彼のプレースタイルは大好物でした。
だって見てて凄く面白いんだもん。
うわっ、ひっでえミスショットしたな。。これはこのホールは僕が獲ったな(ニヤリ)
ぎゃああああああスゲーとこからべたピンにつけてきやがったー!!!(=□=;)
みたいな感じでした笑
ドライバーの飛距離はその時250ー260Yくらいだったんじゃないかな。
中学生にしたら飛ぶ方だったと思う。
こいつは成長が楽しみなガキだぜ!!と去年の僕はワクワクしていました。
で、
そんなブレントくんですが
ネット上に彼の最近の試合の結果が反映されてないみたいだから全米のジュニアゴルファーランキングに載ってないんだけど、
現在彼はランキングでTOP20くらいに入ってるはずです。(NYでは今期3勝してます)
ドライバーも、今はキャリーで295Yアベレージで飛ばすし(測定にはトラックマンを使用)
僕よりもまだ背が低い、体格もまだまだ幼いにも関わらず鬼みたいな球を打ちます。
去年の彼は全米ジュニアゴルファーのランキングで1500番台だったはず。
それが1年で20位以内だよ。
もう僕がどう足掻いたって勝てねえよ。
そこら辺のプロなんかももう相手にならない。
ヤツは一気に化けやがったのさ。
どんな凄いコーチが彼に付いたの!?
と興味津々な人もいるかもしれないけど、彼はたま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~に気心しれたプロにスイングをちょこっと見てもらうだけで特にアドバイスをもらったりもしません。
あ、パターはちょこっと前に習ったって言ってた。
でも、ほとんど誰にもみてもらっていないのです。
コーチがついてない!?
じゃあ彼は特別なトレーニングをしているか!??
といったらそんなこともありません。
ただ、間違いないのはブレントは戦い続けました。
戦い続けたら勝手にそうなっていったのでしょう。
ブレントはセンスがある子だから、試合の中でより高いステージで戦っていくために必要なものを揃えていったんだ。
*左が僕のボスのKen Ito*
僕のボスは元々アメリカのメジャーリーグ、独立リーグなどの入団テストに日本の野球選手たちを受けさせるツアーのエージェントをやっていたりしました。
入団テストを選手に受けさせるにあたって、ボスは選手の人たちに『あのスカウトマンや監督・コーチたちはこういう能力を持ってる選手を求めてる。』というアドバイスができたらしいです。
まあ直接スカウトマンたちから聞いたことをそのまま選手に伝えたこともあったと思うけど、間違いなく彼はエージェント経験からスカウトマンたちが何を求めているのかを見抜く能力も養ったんだろう。
そして彼は、その能力をブレントの育成に生かしたんだと僕は思ってる。
ボスはブレントの実力をよくわかっていた。
去年のブレントは地元の試合ではたまに勝つことができていたが、次の試合で大叩きしたり予選落ちしたり、3日間トーナメントのどこかで大叩きしたりしてた。
だからボスは
ブレントの実力に見合った試合に彼を出場させ、試合に勝つことを何度も経験させた。
そして頃合いを見計らい、ブレントをワンランク上のステージの試合に出し同じことを繰り返した。
ワンランク上の試合にでたら、必ずブレントよりも上手いやつらがいる。
ボスはそこでブレントを戦わせた。
やがてブレントは実力をつけていき、強いやつらと同程度のレベルに成長し、そして追い抜かす。
ボスとブレントはこれを繰り返し、
結果、
現在ブレントは全米を飛び回り試合に参戦し上位に入り続けるジュニアゴルファーに成長。
タイガーが在籍していたスタンフォード大はもちろん色々な大学から奨学金と進学の手紙が送られまくったり
Pebble Beachの試合にでて一緒に回ったトミーアーマーにも気に入られ、めちゃくちゃ可愛がってもらったりと面白いエピソードてんこ盛りの子に育っています。
ボスがブレントに行った取り組みは、間違いなくブレントの成長を促した。
強い選手を育てるには
こういう方法もあったりするんだぜ!!
というわけで、何を言いたかったというと
勝つための『 it 』を獲得するための条件の一つに
『戦いのステージレベル』がその選手にとって適切である必要であると僕は思う。
そのレベルが適切で、選手自身が試合では何をどうすれば勝てるのかを経験によって
何度も何度も感じとることができれば
きっと何度も試合に勝てるようになるだろう。
(ほんとはここにブレントの優勝トロフィーの山の写真を載せたいんだけど、彼にまだ許可とってないから載せない笑)
でも、ここでまた疑問が出てくる。
先ほどの文章に
『やがてブレントは実力をつけていき、強いやつらと同程度のレベルに成長し、そして追い抜かす。』
と書いてある。
そこが知りてーんだろハゲ!!
って思ってる人がいっぱいいると思います。
次回はそれについて書こうと思います。
それこそが僕らの考える勝つための『 it 』を獲得するために選手が必要とする部分だろうから。
今回はこれまででやんす。
ばばーい!
僕のちなみにこちらは僕のボスが登場する本。終わり方がひどかったけど、その理不尽さが僕の知ってるアメリカそのものだった笑
興味が有る人は読めばいいじゃない!笑笑
たいき




