こんにちは!
Torque Athletic Golf Institute のたいきです!
今回は、飛ばしの要素の一つである「Fluidilty(流動性)」について書かせて頂こうと思います。
goo辞書で流動性という言葉の意味を調べてみると、「固定しないで流れ動く性質」と書いてありました。
ゴルフスイングにおいて、この流動性はどのように関連付られるのでしょうか?
それでは、まずは日本ゴルフスイング研究所の吉田ひろいちろう(以下ヒロさん)のこちらのスイングを見てみましょう!
中々キレイなスイングでしょ!?
メッチャ飛んでそう!
やっぱりゴルフスイング研究所の代表だけあるね!
…と思うでしょ?
このスイングは、最低です。
実際ボールは全然飛んでなかったし、方向性もバラバラ。
こんなにコギレイなスイングなのに、どうしてこうなっちゃったの??って感じです。
なのでこのスイングをみたとき、相当ヒロさんをイジったのを覚えてます笑
じゃあ何が悪かったのかを比較するために、今度はこの2日後のスイングをみてみましょう。
うおおおおおおおおおお!!!!!!
すっげーイイッ!!!!!!!
最初の動画のスイングより、なんかわからないけどスゲーイイ!!!!!
なんて素晴らしいスイングをしているんだこの人はッ!!!!!!!!
*注:今度は本当にそう思ってます。笑
ちなみに、この時のヒロさんはメッチャクチャ飛んでたし全く曲がりませんでした。
皆さんは1つ目と2つ目のスイングの違いがわかりましたでしょうか?
まあスイング自体は同じ人が打っているのであまり変わっていません。
変わったのは、やはり今回のテーマである「動きの流動性」になります。
1つ目のスイングをもう一度見てみましょう。
身体の動きには躍動感がなく、フィニッシュにいく直前クラブの動きがゆっくりしているのがわかります。
しかし、2つ目のスイングを見直してみましょう。
1つ目と比べると、身体の動きにとても躍動感があり体をバネや鞭のように使ってクラブを振っているのがわかります。
そして、クラブはフィニッシュにいくまで一切減速をしていません。
こういわれて改めて2つのスイングを見比べてみると、全然違うでしょ?
2つのスイングを比較したとき、僕は1つ目のスイングには流動性がなく、2つ目のスイングには流動性がある。と表現します。
そもそも何で「流動性」という言葉を僕が使っているかという感じですが、この言葉は僕がアメリカでやっていた中国拳法からきています。
もしかしたら流動性という言葉は適切ではないかもしれないですが、武術に色々なとことを学ばせて頂いたので僕は敢えてこの言葉を使っています。
それでは、流動性という言葉をもっと簡単に考えるために身体をバネみたいに使う云々ということは一旦置いておいて、今回はTOPからフィニッシュまでの1連の流れについて書きたいと思います。
僕は去年まで、アメリカであらゆる人種とあらゆる年代の人たちにゴルフレッスンをしていたのですがふとあることに気がついたのです。
それは
「TOPからフィニッシュまでの流れが一定な人は、多少ヘンテコなスイングでもそれなりに飛んでミスが少ない。」
ってことでした。
このような人達は、TOPからフィニッシュまでスイング中クラブを減速しません。
だからといって、加速もしないのです。
よく雑誌にフォローでビュッ!って音を振るように云々って書いてあるでしょ?
そういうスイング中のあるポイントでクラブを加速させるような感じじゃなくて、
TOPからフィニッシュまでスイングのスピードが一定という感じです。
一般的なアマチュアからプロまで、調子の良いゴルファーは皆共通してそうでした。
もちろんヘッドスピードはその人それぞれですが、調子の良い人はTOPからフィニッシュまでヘッドスピードが保たれていたのです。
それに気がついた僕は、それまで行っていた「問題の箇所が治るまでそこだけを治す」という日本でもアメリカでも一般的なゴルフレッスンの方法を改めて考え直してみました。
それまでの僕のレッスンは、普通のゴルフレッスンと同じく問題の箇所が治るまで全然ボールが打てなくなる感じだったので
それを問題の箇所を治しつつTOPからフィニッシュまでの流れを保ってボールを打ってもらうようにしたのです。
そうしたらなんとスイングを矯正しつつもそこそこのボールを生徒さんたちが打てるようになりました。
そこで、今度はレッスンの初めの方からとりあえずフィニッシュの形を直すことにしました。
TOPからフィニッシュまで、一定のスピードでクラブを振れるようにしたのです。
するとほとんどの人がスイングの矯正をしているにも関わらずSolid(鋭い)なショットを打てるようになったのです。
もちろんそのときには多少運動学習の知識を動員したレッスンをしていたのですが、良いショットを打ちつつスイング矯正に取り組むと新しいスイングの習得がもの凄く早くなるというのがわかって凄くビックリしたのを覚えています。
それからどんどん運動科学、運動生理学、トレーニング、中国拳法の体の使い方、プロ野球選手の投球フォームの知識と経験を深めていったら
ゴルフスイングにおいて、TOPからフィニッシュまでの動きの流れを途切れさせないことがとても重要だと考えるようになりました。
そしてそれは飛ばしにも大きな影響を与えるものだと。。
まあ文章で読んでもよくわからないと思うので、また動画を見てみましょう。
フィニッシュにいく瞬間のヘッドが移動するスピードの注目です。
ちなみに1人目の方のヘッドスピードは43~44前後、僕(動画の2人目)のヘッドスピードは44~45と計測器にでていました。
ヘッドスピードにはあまり違いが見られないけど、スイングの印象が全然違いますよね。
1人目の方はフィニッシュに行く瞬間クラブヘッドが減速してしまい、僕はTOPからフィニッシュまでヘッドが減速していないのがわかります。
飛距離も1人目の方は240Y~250Yとおっしゃられていましたが、僕は280Yは飛びます。
実際の飛距離はヘッドスピードではなく、インパクト時のSmash Factor(ミート率的なもの)とBall Speed(ボールの初速)云々で決まるのでなんともいえませんが、
ヘッドスピードが同じような人でもここまでスイングの印象と飛距離に違いがでることもあるのです。
*ちなみに僕はうんこみたいなスイングをしていますが、1人目の方は身体の動きが素晴らしいので僕なんかより全然飛ばせるポテンシャルを持っています。近々、この方には僕を余裕でオーバードライブしてもらえるようになって頂く予定です(笑)*
いかがでしたでしょうか?
TOPからフィニッシュまでクラブを振るスピードが一定だといいこといっぱいあるよー!ということがなんとなく分かっていただけたと思います。
そんなわけで、今回のまとめです。
・流動性のあるスイングとは、TOPからフィニッシュまでクラブを一定のスピードで振り切ること。
・スイング中、クラブを加速させたり減速させたりする必要はない
・フィニッシュの形がよいと、上の2つの項目がやりやすくなる
これだけです。
より流動性の高いスイングとは、身体をバネのように使ってクラブを振ることだと僕は考えているのですがそれを実現させるためには
・X-factor, X-factor Stretch
・Kinetic Sequence
・PlantingからのKinetic Chain
とのコンビネーションによって実現します。
まあ、それを実践できているのが上のヒロさんの2つ目の動画のようなスイングなので、アレがいいと思ってください;)
それでは今回はここまでです。
ダラダラと長い文章を読んでいただきどうもありがとうございました。:)
P.S.
去年の10月、ヒロさんがレッドベターイベントを主催したとき僕は通訳兼アシスタントコーチとしてイベントに参加したのですが
イベントの待ち時間や夜ご飯を食べにいくときとかタクシーの中でとか、レッドベターさんと色々な雑談をしました。
真剣なゴルフの話、トレーニングの話、レッスンの話、NYの美味しいレストランの話、好みの女の子の話など色々な話をしていたとき、急に彼が「ところでタイキ、おまえはレッスンをする上で重要だと思うことってある?」と聞いてきました。
そこで僕は、今回の記事の内容よりもちょっとだけ専門的な話をして「TOPからフィニッシュまでのFluidityが重要だと思う」って答えました。
そしたら彼は、「うん、俺もそう思う。お前には何もいうことないね。;)」といってくださいました。
世界一のコーチの一人に自分の考えていたことに賛同してもらえることほどハッピーなことはありません。
以上、僕のプチ自慢でした笑
たいき
