悲しみに慣れてきたこのごろ。

今度は寂しさが襲ってきました…


める が生きていたころ、あの子からどんなに癒されていたのか

姿が見えなくなってから思い知らされています。


眠っているときの軽いいびき。

ふんっっていう鼻息。

歩くときのツメの音。

撫でてよ♪と向ける背中。

何かちょうだい、の視線。

あ゛~ あ゛~ っていうご機嫌な声。

ごはんの後のスリスリ。

雪の上の足跡。

ぷにぷにの鼻やニクキュウ。

壁にぶつけて痛くないの?のブンブンの尻尾。

ゴン!ってよくぶつけていた石頭。

ねぇねぇ、の前足。

豚まん みたいな伏せした後姿。

濡れると「あんた誰?」と別犬になる顔。

毛をかき分けると見えるピンクの肌。

丈夫な歯。

ペロペロツルツルの舌。

後ろ足を投げ出して伏せている姿。

鳥に向かって吠える顔。

悪いことした後はそむける顔。

散歩に行きたくてドアからちらっと覗く姿。

車でハコ乗りすること。

興奮して走っても滑って前に進めず空回りする足。

猛ダッシュで上り下りする階段。

お風呂上りの人間のぬれた足を舐めること。

抱っこ嫌いなくせに、診察台に居るときだけは抱っこせがむこと。

ブラッシング中、隙あらば逃げようと必死になること。

電気あんかを枕にして寝る姿。

庭より家の中が好き。

一人で外に行って公園で遊んでいたこと。

トイレに行きたいとそばに来てプルプル震えて教えてくれること。

嫌いな食べ物は時間をかけて噛んでいつのまにか出していること。

薬も食べたふりしてゲージの中に出しておくこと。

小さかったPがのんびり食べていたオヤツを横取りするときのスピード。

食事中、ばぁば→じぃじ→P→私の順でねだりに回ること。

生のタマネギをかなり食べて獣医さんに「こういうケースは初めて」と言われた。

ぐいぐい引っ張って入っていく診察室。すぐ出たくなる診察室/笑

注射はじっと我慢する姿。

冬は暖房器具の前が定位置。

底なしの体力。限界までの頑張り。






先日、我が家に「折りたたみ自転車」が仲間入り。


前から欲しがっていたばぁばが買いました。



自転車を買い、防犯登録、保険加入、ライトに鍵。


必要なものも一緒に買いました♪




Pの自転車を16インチ→22インチに買い換えてからは


大人の乗る自転車が無かったので


Pと二人でサイクリングに行ったことがありませんでしたが


最近は近所のスーパーまで買い物に行ったり


本屋さんへ行ったり楽しんでいます。


軽い運動になるし、風が気持ちいい。


今は日が長いから、ご飯を食べて片付けてから出かけられるし。



P「自転車ってエコだよね!!」とご機嫌でした。


私は運動不足を再認識、足が痛いよ。



私が子どもの頃に飼っていた「さんちゃん」は


自転車のかごにおとなしく乗ってくれる子だったので


ばーちゃんちまで自転車に乗せて行ったけど


める は、乗せても飛び降りようとするので危なくて諦めたっけ。



若い頃の める は、底なしの体力でどこまででも歩く子でした。


一時間くらい歩いても全く疲れる様子が無く


私のほうが「もう帰ろうよ…」となっていたっけ。



める と二人で歩いた道を、今はPと二人で自転車で走っています…。



める が虹の橋へと旅立って、一週間が過ぎました。


亡くなってしまったという事実をようやく受け入れられたのか


悲しい気持ちに慣れてきたのか、少し落ち着きました。



近所の方々にも める が逝ってしまったと


少しずつ話しているので、口にするたびに


改めて「逝っちゃったんだな…」と実感しています。



晩年の める は、耳も遠くなったのか


来客の「ピンポーン♪」にも反応しなくなり、


庭を通る ネコ に向かって吠えなくなったので


随分静かになっていたため、姿・カタチがなくなって


急に静かになったとは思わないけれど。。。



どこに寝ているかな?ってフッと探してしまいます。


探して、あぁもう見えないんだっけ…と気づきます。



一度だけ私に感じさせてくれた におい もあれっきり。


また「ココに居るよ」って教えて欲しくて待っていますが


なかなか気づかないのか、ナイショなのか。



今は、「ソウル・コミュニケーション」というのに興味津々。


49日を過ぎたら、申し込んでみようかな。