門松 92
なまはげにしやつくり止みし童かな 古川 芋蔓
寝た、寝た。寝ましたとも、ハイ。本日は十二時間ぐらいは寝
たでしょうか、寝れるんですね。われながら信じられません。
以前、テレビ番組で大食いの番組がたくさんありましたが、そ
れを見ていてあきれかえりましたが、それに匹敵するようなボク
の爆睡に、あきれたというよりか、人間とはかくも不可思議な生
物かと、感動にも似た奇跡を感じるのは、ぼくだけでしょうか。
かの地アメリカは言わずもがなの宗教立国です。ファンダメン
タリストがうようよしております。ファンダメンタリストとは、聖書
に書かれていることは、全て正しいというイデロギーです。した
がって、処女懐胎も、あるいは死者の復活も、病気の治癒も、
あまねく歴史的真実と、疑わぬ思想です。
したがって病になっても病院には行かない。薬も飲まない。聖
書にそんなことは書いていないからです。信仰に寄って病を治
癒する。これのみです。死もありません。これまた信仰に寄って
死をまぬがれます。是を説いた女性は、当時、大変な評判で、
彼女の元へ訪れるあまたの病人は引きも切らずのありさまで、
訪れた多くの病人の病は治癒したのだそうですが、ある日、彼
女はおおきなミスをしてしまったのである。朝、ベッドのうえで冷
たくなっていたのです。それ以降、熱病のように広まったファン
ダメンタリズムの波は沈静しましたが、アメリカ人の文化の中に、
この思想を受け入れる傾向があるのは動かしがたい事実であ
る。