門松 60
年の夜の夢に入りたる山の雨 森 澄雄
昨日の反動であろうか、今朝は思いがけなく早朝に目覚め、な
んと午前六時に起きだした。部屋が薄暗いので、いささか起きる
のは早すぎるのではないかと思ったが、どうしても再び眠ること
ができぬので、やむなく起きることにしたが、ブルブル、寒いこと
夥しい。やはり布団の中がありがたいが、再び眠れないのだから
しかたがない。
今日の予定はなにもない。予定がないと言っても、だからと言
って生きないというわけにはできない。予定がなくても生きなけ
ればならないのである。これは困った。困ったからと言って、だ
れも助けてはくれない。薄情なもんである。誰か遊んでくれない
であろうか。
誰も遊んでくれないのなら、やもうえない。一人遊びをするしか
ないのか。
読書も、ある意味で一人遊びかもしれない。他人が読書をして
いる人を見て、勉強しているのだなあ、と思っても、本を読んでい
る本人は、遊んでいるのと同じようなものだ。勉強をしていると言
う思いは全くない。為になるからと言うよりも、面白いから本を読
んでいるのだから。
そうそう、思い出したが、今朝の午前九時過ぎに、とあるところ
に一本電話をしなければならない。野暮用であるがー