独り言    11月6日-1-17-705 | はなのブログ

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柿一個     705
    妻がゐて子がゐて孤独いわし雲    安住  敦
 
おはようございますだ。おらあ、山川村のごんさくといいますだ。
お代官様おねげえでございますだ。おらのおねげえをきいてくだ
さいますだ。おっかあが病にふせっていますだ。薬代にたくさんの
おあしが必要ですから、お代官様年貢をちょっくらまってもらいて
えでございますだ。無理なことは重々こころえておりますが、お代
官様どうかそこのところ、どうかおねげえいたしますだ。
 来年になれば、年貢も利子をつけてはらうつもりですだ。おいら
の家族は毎日水ばかり飲んで暮らしていますだ。やっとやっと、生
きのびているのですだ。娘は女郎に売ってますだ。もうこれ以上な
すすべもありません。どうかお代官様おたすけください。山川村の
ごんさくの、たってのおねげえでありますだ。うんだうんだ、必ず必
ず年貢は利子をつけてはらいもうしあげますだ。約束は必ず必ず
払いますだ。ごんさくは、民主党のように嘘はいいません。必ず必
ず年貢は、利子をつけて支払いいたしますだ。おっかあは、おっか
あは、来年になれば必ずそくさいになりますだ、そうすれば、おら
と田んぼに出て働いて、おコメをたくさん作りますだ。お代官様、お
助けくだせえませ。ごんさくは、恩を忘れねへ男てごぜえます。お
っかあの体がよくなれば、必ず必ず働いて、年貢を利子をつけて
支払いもうしあげますだ。もし、もしも、お米が不作の時は、おらの
おらの身体を、お代官様の自由にしてくだせえませ、お代官様!