独り言    8月8日-1-8-521 | はなのブログ

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                 花火     521
 
             われ思う、ゆえにわれ在り。この言葉はコギトと
            いい、あまりにも有名なデカルトの言葉である。 
             われら人間、つねに迷妄の住人である。何が美
            醜か、何が正邪かわからない、教育で教わりはす
            るが、果たしてそれが正しいものと言えようか。偉
            大なる宗教の教えも、これまた深遠なる哲学も、冷
            徹な批判の前に耐え切れるものはない。
             そんな時、頭の中のロジックを解体して、今、思っ
            ている、という事実から、再び出発するという、めま
            いのするとうな困難をともなう、徒労かもしれない作
            業である。
             ヘーゲルは絶対知に到達する、と喝破したが、そ
            れは真実なのであろうか。ぼくの貧困の頭脳には絶
            対はない。あるのは相対だけだ。相対の中をうろうろ
            うろついている、おろかな散策者である。
             絶対はないのだから、見えもしないし、感じもしない。
            生きると言うことは、暇つぶしと考えると気が楽になる。
             あまたの古典や新刊を読破したが、分かったことは、
            なにもわかんねーや、である。