_ 阿弥陀仏と菫 224
今朝は、雨がしこたま降雨していたので仕事に行くに
少しく躊躇い、つれずれに停車する車内の読書にあいな
り、天木直人のさらば外務省を読破せり。外務省のみな
らず官僚の劣化は眼をおおうばかりで、およそパブリック
サーバントなる呼称は僭称さながら、国家を建物に比喩
すれば、官僚はシロアリのごとし。官僚栄えて無辜の民
滅ぶ。
官僚の中にも志の高い人物がいないわけではない。
たとえば、天木直人と同じ外務省の、現在作家の佐藤優。
財務省の高橋洋一。通産省の古賀茂明など、このような逸
材が役所を追われたとは、なんたる役所なのであろうか。む
しろシロアリにあまんじるのに絶えられぬ人々なのであろう。
伏魔殿とは外務省だけの謂いでない。おしなべてあまたの
役所の汚名である。このような頑迷な政治システムを背負っ
て生きていいかざるを得ない、宿命を負う日本国民は不幸と
言わずして何を不幸というのか。テレビに映るほくそ笑む政
治家や、省益や自己保身にうつつを抜かす官僚の身勝手さ
に怒りは増すばかりである。