_ 幻視と政治 140
毎日ブログに書きたいような、へんてこりんなことはな
い。と言ってしまえば身の蓋もないが、それは事実である。
むしろ。毎日たるや平々凡々のあくびの出るようなありさま
だ。これはぼく自身の性格のしからしめることであって、日
々波乱万丈の生活を送っている方もいらっしゃるに違いな
い。生命の危機を覚悟で冒険に挑む人々を尊崇するに、
やぶさかでないが、自らそのような行動に挑む気持ちはさ
らさらない。およそだらしないのである。
かといって、日常を倦む気分がないでもない。そのへん
がややこしいのだ。ぼくは開高健のごとき冒険はのぞむべ
くもない。せめてといっは失礼だが、椎名誠のような安全な
遊びをしてみたい。犬も猫も遊びを欲する。ましてや人間に
おいておや、である。なにも犬猫よりも、人間が上だと言っ
ているにあらず。犬猫が遊びたがるのだから、人間が遊ん
でもいいのでは、と言いたいのである。犬猫と人間は並列で
ある。この間、ラジオで動物学者が面白いことを言っていた。
人間は、類猿人の劣化したものだそうである。むべなるかな、
と首肯した。