_ 幻視と政治 104
さて、久方ぶりに書くことがない。いや、正確を期して
言うならば、いつも取り立ててかくことなんかはありはしな
いが、無理やり書いているのである。したがって中身たる
や水のごとく薄い。ほとんど雑談に近い。雑談そのものか
もしれない。これがぼくの実力である。
月曜日はつまらない。図書館が休館であるし、贔屓の
ラーメン屋も休みだ。本とラーメンが、ぼくの楽しみの全部
だ。だから月曜日はありがたくないのである。
図書館が休館でも車にはいっも本で一杯だ。つくずく思
うが、ぼくの人生はなんと安上がりの代物なんだろうか。遠
い昔、岩波文庫が星ひとつが50円だった。そのとき買った
本が、いまだにたくさんあるが。もう何度も々も読み返してい
る。こんな読書で精神的喜びを得ているなんて、ぼくの人生
は、重ねて言う。なんと安上がりのそれなのか。ちまちました
生涯ともいえる。もっと豪快に、酒と、女と、博打に現をぬか
した無頼な人生はいまさら無理か。