ブルース 1
どうしてもブログが書けない時がある。そんな時は。
以前はただ座ってぼんやりしていたが、今はこれで音楽
を聴いている。聴いてるうちに頭がほぐれてきて何とか書
けるようになる。最近はウエス・モンゴメリーのフルハウス
や、バド・パウエルのクレオパトラの夢、コルトレーンのブ
ルートレーンなんかをよく聴いている。とりは松尾和子の
再会である。ぼくはなぜかこの歌を聴くと頑張ろうと言う気
になってしまう。松尾和子の眉間のしわがなんともセクシ
ーで、このおばちゃんのためなら五年ぐらいの刑務所暮
らしも厭わないという感興がわきあがるのである。女とい
うのは不思議である。男をしてそういう気分になさしむる
のであるからして、はなはだ面妖な生物とでもいうほかな
い。これが男だったらどうであろうか。名前をだしてもうし
わけないが高倉健の眉間のしわだとどうするか。どうもし
ない。健さんは好きだ。昔からの贔屓である。網走番外
地も唐獅子牡丹もよく歌った。だが松尾和子のようなハ
ートをわしずかみにするパッションに欠ける。男をして死
さえ厭わぬサムシングを女は持っている。平塚雷鳥はい
った。元始、実に女性は太陽であった。男は太陽のため
ならば死ねるのである。ここまで書いて恥ずかしくなった。