独り言   7月15日 | はなのブログ

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        突破者    15

  人間は一人では生きていけない。それは物理的にも

精神的にもいえることである。沢山の人が群れても、バ

ラバラであるならば共同体としての社会を創り得ない事

は自明である。社会を創るには共通の価値観、つまり物

語が必要になる。それが宗教の始まりである。そのこと

により社会が出来、秩序が生まれた。

  人間の自我そのものが物語なのである。自己が誰と

誰との間に生まれ、家庭や社会から学習し男女に、そし

て大人に育ち、労働をし、結婚して家庭を持ち、やがて老

いて死に、死後の物語も必要になる。輪廻なんていう素敵

な死後の物語もある。

  科学なんてものが生まれてきて、どうやら宗教の物語

の嘘がわかってくるにつれ、思想イデオロギーという物語

が幅を利かすようになってくる。それぞれのイデオロギー

が我こそは普遍性をもつ科学的真理だ、とのたまい喧しく

争い、いがみ合うが、さて普遍性をもつイデオロギーなん

てあるのか。本人がおれが一番だと言っているだけでは

ないのか。どうやらおれが正義だとか、普遍性や科学を名

のる宗教やイデオロギーにはキオつけねばならぬ。むしろ

親鸞ではないが、自己のなかの悪に思いをはせる宗教や

に、ぼくはシンパシーを感ずる。