隅田川 6
愛国心があるや否や、という質問が見受けられますが、
さて、ぼくにとっては戸惑うばかりです。外国に行けばほと
んどの人が愛国心にめばえるらしいのですが、あいにくぼ
くは外国はおろか、およそ日本すらほとんど知りません。
愛国心と言う場合の国をどうとらえるかによって判断が決
まると思います。国を政府ととらえるのなら、ぼくには全く愛
国心はありません。自民党だろうと、民主党だろうと同じです。
それ以上に嫌いなのは官僚制度です。この仕組みはシロア
リとおなじで社会を内部から浸食して崩壊さす悪しき制度だと
思います。こんなものは一日でもはやく取り除かねばならぬ
と思っています。
愛国心を風土とか文化としてとらえるならば、ぼくは申し分
なき愛国者にそういありません。先ほども述べましたように、
ぼくは外国を知りません。だからしみじみ日本の良さを感じた
ことはないのです。それでもなんとなく異国より日本のほうが
暮らしやすそうだ、ということは理解できます。日本よりも気
候風土がまさる場所もあるかもしれせん。しかしそこには気
心のしれた人々がいません。いや、外国にも沢山のいい人
がいるのは知ってます。でもなにかサムシングがたりません。
日本のぼくのまわりにも、いやな奴はいっぱいいます。勿論
ぼくもいやな奴と思われているでしょう。それもふくめて日本
がやっぱり好きです。ちなみにスポーツは日本を応援いたし
ません。これはニーチェに学んだことで、隣人より遠来の人を
愛せよ、というテーゼで、出来るだ遠い異国の選手を応援する
ようにしていますが、ときどき日本の選手を声援している自分
に気付き、苦笑するときもありますが。