独り言   5月19日 | はなのブログ

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        祇園と干し柿   19

 図書館は大好きな空間である。本が沢山あるのみなら

ず、行くたびに新しい本が増えている、この変化がいいの

だ。沢山の本に囲まれてる幸福と、あらたなる本との出会

い、この二つがあるがゆえに幸福感が増幅するのてある。

 人との出会いもそうだが、本との出会いによって、ぼく自

身が変化してゆく楽しみがたまらないのである。と、同時

に、今のぼくが思いもかけないようなぼくになってしまう可

能性もある。しかし、ごりごりの偏執には成りたくない。寛

容の精神と食わず嫌いに気をつけていきたい。どんな方

面の思考が明日の問題を解く鍵になるかもしれないから。

 人間とは、ある種偏見の塊である。その定理からぼく自

身免れないのは知っているつもりなのであるが、時として

それを忘れているぼく自身を発見し、愕然としてしまうこ

もある。したがって、ある種の偏った傾向の本ばかりを読

むのではなく、それと対局の思考法の本も読まねばと思い

実行をしている。福田恒存。江藤淳、西部萬、そして最近

読み始めた宮崎正弘などは読んでて勉強になる。テレビ

やマスコミを発言の場としている人は基本的に避けている

つもりだが、前記の四氏は無条件に読んでいる。

 カウンターカルチャーの効用は、ぼくの思い込みを是正

することができるので、欠くべからざるそんざいである。と

もあれ人間の認識は曖昧模糊としたるもので、一つの考

え方で世界を認識しようとしても平面の世界しかつかめな

いであろう。しかるがゆえに、立体の世界を手に入れるた

めには複雑な認識の作業が必要なのではないか。