独り言    5月11日 | はなのブログ

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        祇園と干し柿    11

 自同律の不快、とは実に作家埴谷雄高氏が考察した

概念である。私が私であることがしんぼうたまらん、と平

たく言えばそういうことなのであるが、ぼくなどの凡々た

る脳みそではこの概念をいかように社会的概念として

とらえればいいのか戸惑うばかりなのであるが、誤解を

覚悟でぼくの独断を開陳すれば、自同律に安住するな

らばA=Aなのであるからこれは静止しているのである

が、これに否定でなく不快感をもっのならばズレが生じ

運動が発生するのではないか。いわば弁証法としてモ

ノをとらえるということではないのか、と考えたのであり

ますが、勿論異論のあるかたはいらっしゃるでしょうが、

秋でもあるので久しぶりに難解を以てなる名著死霊を

再度チャレンジして万分の一でもかみしめて血肉とすべ

くやよはげむとするべきか。さすれば自同律の不快の謎

も霧が晴れるように解明するであろう。

 人生は短い。生命の誕生とは死への旅立ちである。花

火のごとき命であるが、それぞれ自由に自らに与えられ

た命の時間を、悔いなく消費したいのであるが、さてそれ

がぼくに出来ているか否かは判別しがたい。おそらく無駄

なことばかり行っているのでは、と言う不安が心をよぎる

が、なにもいまさらの感につつまれる。ケセラセラである。