独り言   5月10日 | はなのブログ

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        祇園と干し柿    10

 仕事の後の夕食は美味い。今夜は久しぶりのカレー

ライスだった。大きめに切ったじゃが芋、人参、タマネギ、

そして牛肉、平凡なものだがうまい、でもまずいカレーっ

てあるかなァ。家のカレーライスはほぼあまねく美味い。

これは不思議なことだ。どうしてだろう。

 つい二週間ほど前には、クーラーを使っていたのに、今

では長袖のシャツが恋しく必要である。季節の境目をまた

いでしまったらしいのだが、一向に自覚がない。何月何日

午前あるいは午後、何時何分そして何秒にまたいだのか

を知る術はないのだろうか。知ってどうするという訳などあ

りはしないけれど、なんとなく知りたいという知識欲がぼくを

うながすのであるが、そんなこと知るもんか、ぼくの内なる

欲望といえど、そんなわがままに答えている暇はぼくには

ない。言い方を替えばぼくは知らないのである。しかし、知

らない、と言えない事情というものがある場合があるかもし

れない。要するに、知らないということがシャクにさわるの

である。例えぼくの内在から湧き上がった知識欲であって

も、ぼくは頑として受け付けない。これがぼくのプライドなの

である。今はすっかりひなびてしまい、しかも傷だらけであ

るが、かってはびんびんであった。ひいひい言わせた。過

ぎた時を忍んでもせんなきことと思えども、あァ邯鄲が夢

のたとえもあるぞ。あらためてわびしきことよ。