独り言    4月26日 | はなのブログ

はなのブログ

ブログの説明を入力します。

         驟雨と毬    17

 おはようごんすけ。いやはや寒うござるのう、おのうの

がた。こんな調子で最後まで書こうと思ったけれど、言

葉を知らないので無理と断念した。

 今、坪内逍遥訳のハムレットを読んでいるのだが、これ

傑作で、一行ごとに笑いが禁じ得ないしろものなので

る。なぜならば、翻訳の言葉が時代劇調になっていて、

とてもデンマークの世界と思えず、およそ江戸時代を彷

彿としてしまうしまっなのである。笑いながら読みつつも、

異国の話を日本語に訳する苦労をしのび、先人たちの

努力に頭が下がった。

 今でこそ福田恆存や小田島の名訳でシェクスピアを読

んだ方が多いのでしょうが、時には先人の苦労のあとを

味わってみるのもいかがでしょうか。さながら忠臣蔵のよ

うなハムレットで、微苦笑と涙なくして読めません。これは

けっして坪内逍遥を揶揄しているにあらず。言葉は変化し

ているので、翻訳に限らず文章は時間を経るとどうしても

古臭くなるのは致し方ないが、かえってぼくなどはこの古

い文章がたまらなく美味で、棄てておくにもったいなくて、

適切に使用できているかどうかは自信のほどはないが、

厚顔無恥にも利用させていただいている。いとおかし、や

んぬるかな、如何。