独り言   4月11日 | はなのブログ

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       驟雨と毬   2

 ついこの間の今時分は、近くの八幡様でお盆の阿波

踊りが繰り広げられ、喧騒とお囃子に、キイボードをた

くぼくの指も三拍子でかろやかな指使いだったが、今

夜は道を走る車の音もまばらで、いよいよ秋の気配が

濃くなるのがしみじみ心根に染み渡るあんばいである。

 仕事もこれからが佳境であり、暑き折りはお客様も少

ないのだが、季節が過ごし良くなれば三三五五ちらり

ほらりとお客様が現われ始める。

 仕事もそうだけど、涼しくなれば眠くなる。ことに食事

のあとの昼寝は至福の時で、どんな美女をもってしても

昼寝の時間には代えがたい。欲も得もないただひたす

らに睡魔に心を奪われさながら桃源郷に遊ぶがごとし。

わずか30分の昼寝に人生の喜び、ないしは満足を心

おきなく味わうのである。そのいわば30分で活力倍増

イチローがユンケルを飲むがごとし。お客様絵の応対

もいつにもまして軽やかに、滑舌満開、笑顔でにこにこ、

お客さん買いなはれ、お金のことはことはどうにかなる、

はよ買わなほかの人に買われてしまいまっせ。お子さ

んたちも喜んでる、ほらほら自分の部屋を決めている

がな、もう決まりだ。決断しなはれ、男だっしゃろ。手付

は明日で結構だ。さあこの契約書にハンつきなはれ、ほ

いきまりだ、この家はあんたらのモン、今日から住みな

はれ。社長売れました。