独り言   4月10日 | はなのブログ

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       驟雨と毬   1

 秋空は高く、心は物悲しい。物悲しいから人恋しく

なって手紙なんかを認めたくなる。これは感傷がな

せる技なので、手紙をもらったほうは嬉しい反面ちょ

つと迷惑な心持になったりしてしまう。凡て秋と言う

へんてこりんな季節のイタズラなのだ。

 四季折々と言うけれど、季節が四つあるというのは

実に素晴らしき神の配剤で、おおすぎもなく、またすく

なすぎもない。これが10もあれば着るものの出し入

れが忙しく、箪笥もひとさおではたりぬことになってし

まう。

 毎日々よくも飽きずに生きられるものと思うが、これ

がまた不思議なもので、同じような日々をおくっている

ようで微妙に異なるのか、同じ日々のようでさに非ず。

よく思い返してみれば、会う人も、たべる食事も、読む

本も、聴く音楽も違ったものである。これが毎日同じで

あれば、おそらく退屈のあまり気が変になってしまうの

ではないか。

 さあ、これから仕事である。そのまえにお母さんを乾

診療所に送っていかねばならぬ。それがすんだら、脇

町の豪邸に行くつもりだ。そして夕方になれば、帰りに

ヨコタによって炊飯器を買うつもりである。そうじょ。