独り言   2月11日 | はなのブログ

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       流転と啓示   21

 行動的禁欲とは、あらゆる欲望を総て抑え込み、

そのエネルギーを目的達成のために注ぎ込むとい

う積極的な生活態度、行動様式を指す。又、ここで

言う伝統主義とは、良き伝統を重んじる精神ではな

く、ただ単に今まで遣ってきたからという理由で、そ

の是非・善悪を合理的に判断する事なく正当化しよ

うとする精神を指している。

 目的合理主義的な精神とは、計算可能な形で実現

を図る合理性である。利潤を最大化する計算できる

かどうか。つまり、複式簿記に依って経営がなされて

いるかどうかが近代資本主義における企業経営と、

それより前の経営最も大きな違いである。

 目的合理的な精神は共産主義国においても不可欠

なものである。共産主義下の経済は計画経済である。

利潤計算ができなければ目的合理的な計画は立てら

れない。

 利子・利潤を倫理的に正当化する精神については、

近代資本主義より前の社会では、利子・利潤の追求が

正当化された事はなかった。商売での利潤は現実的に

許容いたに過ぎない。利潤追求行為が正当化されない

と、どんなに一所懸命働いて稼いでも後ろめたさが付き

まとう。この罪悪感がブレーキとなって、経済活動の起爆

・活性化を阻んできたのである。   つづく