流転と啓示 6
京都が何故このように魅する街かと言えば、はれ
やかな歴史の舞台になったこと、のみならず、かず
かずの権力闘争で勝者と夢破れた敗者の怨念が渦
巻く街だからである。田舎の桜吹雪もいいが、京都の
それは、また格別である。道真の怨念、利休の怨念、
鴨の川原で処刑された人々の怨念が、あんなにも京
都の桜吹雪を妖しく美麗にみせるのである。
それに比べれば東京の歴史は浅い。大物では将門
の怨念が有名であるが、さて、それ以外というと寡聞
にしてきかぬが、お菊さんぐらいか。いやあれは幽霊
か。
東京で処刑されたり殺された人は、京都に負けずに
沢山いるが、さて怨霊となると思い浮かばぬ。東京も
権力闘争の都市であるが、あまりにも面積がでかいの
で怨念なんか薄められるのであろうか。
ぼくは本当につまらぬスケベおやじですが、しかも無
知で教養なき男である。しかし、だが、本当の敵がやっ
と見つかりました。官僚制度です。彼らが持つ数々の既
得権益を、信長のごとく粉砕してしまわなければ社会は
変わません。歴史からぼくが学んだのは、社会の変化
を阻むしがらみ除くことです。まず政官財の既得権益の
縛りを解くことが、ぼくら急務の仕事といわざるを得ませ
ん。