独り言   1月23日 | はなのブログ

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        流転と啓示   3

 堅い話のあとは砕けた話がしたくなります。ずば

恋ですね。ぼくの初恋は、と記憶の糸をたどれど

も、複雑に縺れてしまいぼんやりと彼方のほうに霞

み、定かな形態が見えませんが、おそらくは小2.3

年生のころと思います。相手の女の子の顔も、いま

は浮かんできませんが、心が騒いだのを覚えていま

す。淡い心持だったですね。まだ苦しんだ気持ちは

ありませんから恋には程とうかったのでしょう。

 苦しい気持ちを経験したのは二十歳が過ぎたあた

りでした。恋と博打が似ている、とそのころきずきまし

た。恋も博打もうまくいかないから熱く燃える。逆に、

すんなりぼくの気持ちを受け入れてくれた場合、その

時が頂点で、次第に気持がしぼんでいくのを感じまし

た。

 拒否されればされるほど熱くなり、苦しみ悩みました

が、それに比例して思いは膨れていきました。

 恋と結婚は異なると、きずいたのもそのころです。恋

は非日常的行為ですが、結婚は日常そのものです。

日常は長く退屈ですので、性格があかるく、金銭感覚が

似てて、料理がうまく、そばにいてても邪魔にならない女

がいいなと思い、今の妻をもらいました。ぼくの判断が正

しかったか否かは、秘密です。