独り言  11月6日 | はなのブログ

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                快楽と独楽  6

      このあいだの赤ずきんちぁんはどうもスベッタよう

     だ。一本目が完璧だったのに、次作が駄作ではさく

     さくたる心持だ。

      ぼくはどうも小中学生と真面目な作文は苦手だっ

     た。それに引き替え、自由題の作文はその奔放さ

     にクラス中を騒然となさしめたほどである。これは自

     慢に非ず。歴史的事実なのである。あるみめ麗しき

     国語の教師などぼくの作文を読み上げるなか、途

     中から抱腹絶倒笑いすぎてオシッコをもらしてしま

     った。ぼくの作文は彼女によって他のクラスにも運

     ばれ、また読まれ、そのクラスの爆笑が学校中に

     轟わたり、ぼくは小さな巨人だった。ぼくはラヂィゲ

     かランボーの気分だった。しかしあまりにも早熟な

     才能は断ち切れ、高校では平凡なフツーの生徒で、

     成績たるや45人中43番目だった。内1名は病欠

     だった。3年間勉強をした記憶が全くない頭の中は

     98㌫が女、あとの2㌫がビートルズのことだった。

     中学生の知識で今まで生きてきたのであるが、

     んとかなるもんである。アフリカで生まれていたら、

     今頃ライオンに食われているか、象に踏みつぶさ

     れているに違いない。日本に生まれて本当に良か

     った、と思う今日この頃である。