独り言   9月26日 | はなのブログ

はなのブログ

ブログの説明を入力します。

              白河夜船  2

      清水寺のライトアップの夜桜は妖しいまでに美麗

     である。これは古都京都の歴史のなせる業にて、

     新興の開発地がいかに晴れやかに飾ろうとも、い

     かばかりか。デズニーランド然り、その他あまたの

     行楽地にもいえること。あえて言わしてもらえば、家

     柄がちがうのだ。これはもうせんなきことなのだ。中

     国と米国の違いに似たり。時間の濃くとでも言おう

     か、あるいは歴史の妙とでも名づくるか、この差は

     たしかに厳にある。

      京都の闇に妖怪が漂っている。恨みつらみを残

     し怨霊が彷徨っているのだ。そう言う背景がある

     がゆえになおさら桜の花が妖しく咲き乱れるのであ

     る。梶井基次郎ではないけれど、桜の木の下には、

     妖怪や怨霊の死体が埋まっているのだ。そう思っ

     て、あの爛漫と咲く桜のきを見てごらん。だってあ

     んなに桜の花が綺麗なのは信じられないことでは

     ないか。桜の木のしたには死体が埋まっているん

     だよ。きっと。これは信じていいことなんだ。