諤諤たる愚者の記 7
須臾の間に庭でてみれば、庭をかざる草花がすっかり模様替えしているでは
ないか。ドナルド、キーン氏によると、文豪三島由紀夫は植物にうとく、松と柳
の木の判別ができぬほどの植物音痴だったらしいが、天才に比すのもおこが
ましいが、かくいうぼくも小田原由紀夫と命名したくなるほどの植物の名をしら
ず、ある日「この桜は実にきれいだ」といったら、妻に「それは梅ですよ」としか
られた。その時ぼくは、自らの無知を恥じるより妻の凛としたたたずまいに、こ
の女にしてよかつた。ぼくに過ぎたる妻だ、思った。それはなにも木の名をあて
た知識を愛でたのではなく、不思議なめぐりあわせで出会い、夫婦なった妙に
心を動かされたのである。しばらくやってないなー、と妻のおいどをしげしげと見
て思った。 ぼくの手帳より
12,現代で一番かっこいい男は、チェ、ゲバラだ。 ジョン、レノン
13、自由主義ーーーー「愚行権」の尊重、他者危害排除の原則
14、どういう結果になっても、たとえ不利になつても、それが自分で選択した結果
なら納得できるでしょう。 吉 原 幸 子 詩集より
15、人生到るところ青山あり
16、予定調和 因果律 目的合理性
17、弟子「わたしは浄土なんかいきたくありません」親鸞「私もそうだ」
18、カネというのは、人間を充足させてくれないものだと思った。やっぱりカネは
使うもんであって、ためるものじゃないよ。 宮 崎 学