独り言  8月2日 | はなのブログ

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          ふらふらの記  22

     ブログを一本一本仕上げるたびに、あたかもぼくは一枚一枚服を脱いでい

    るよな気がする。あとひと月もたてば、ぼくは文字道理のスッポンポンになら

    ざるを得ぬ、と思うと気がめいる。いっか市民プールにこういう光景によくであ

    った。たいていの人は脱衣をすれば、すぐ水に入るが、身体に自信のある奴

    はすぐに水には入らない。プールの横でこれ見よがしにストレッチをするの

    だ。しかもパンツたるや黒のビキニで目のやり場もない。こんなときぼくはや

    つの股間のこんもり山を凝視してやるのだ。何分ぼくの目力に耐えるかため

    してやるのだ。たいていの奴はぼくの憎しみをこめた目線にきずき、たえきれ

    ず、すごすごと水のなかに入るが、なかにはぼくの視線を無視する剛の者も

    いる。こんな奴は、東京都知事の石原のごとく傲慢不遜であたりを憚らず、天

    上天下唯我独尊の体でいかにも剛直、こんな奴にかぎってコンプレックスの

   塊、東大法学部をけなし、ノーベル賞をそしり、なにやら反権力の気骨のある

   拗ね者とおもいきや、なんのこともない鎧のしたから何とかが見えるの体で、名

   誉がほしくてほしくてたまらなぬ御仁。なるほど体はゴリラにたがわぬが、頭は

   蚤とやゆするはぼくのひがみか、剛の者やおらシャワーをあびて入場、かるい

   すてっぷで、あなたこなたを散策。タイガーマスクさながらガウンをヒラリと脱ぎ

   捨てて、プールサイドを一周半、ひたすらモハメド、アリのごとし。着用するは金

   色のビキニのパンツのみ、市川海老蔵の睨みを泳ぎいる面々に投げかけ威圧

   をする。あれれ、大仰なわりにパンツのもっこり山いささかこぶり、皆でそれを

   冷かすと、あわててこかんを手で隠して逃げてしまつた。やはり金で金をかくし

   たのがいけなかったようだ。金じ手にしなくてはいけないな。我ながら恥じ入る。