独り言  7月30日 | はなのブログ

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          ふらふらの記   20    

     昨日、ぼくにはめずらしく心乱るる事の由ありて、パソコンのまえに座れど

    字一字もたたけず、いたずらに時が過ぎゆくのみで、やがて東雲、窓外に

    野鳥のこえも聞こゆる。灯火のなかのぼくも、やがて朝日にのみこまれ、さな

    がら光の洪水のごとし。太陽はありがたい。ぼくの頭の中のゴミのような心配

    といおうかお節介と呼ぼうか、夜の闇がかもしだす妄想を粉砕してくれた。よ

    しやぼくがあれこれ思い悩んでも所詮は人様の事、ままよ正邪は神任せ、さ

    さ日常はまってくれない、友人の借金の保証を頼まれたが、断ろう。これで友

    を一人失ったが、一晩悩んで決めたこと、問題一つ解決、やれ嬉しや。

     ぼくは女性を好む。いゃ舌足らずか、正確には手が好きなのである。表も裏

    も好きだ。だがどちらが表でどちらが裏か。それは簡単だ。掌が表で、手の

    甲が裏だ。このぼくの判断に異論のある方は手をあげてもらいたい。ありま

    せんね。でわそうさせていただく。

     子供の手はいけませんね。男の手も女の手もおなじだ。やはり25,6歳、そ

    れも処女の手は除く。男を知った、油がたっぷりのった霜降りがなによりだ。

    その手をぼくはしげしげ眺め、裏表の趣を楽しむ。一人ひとり異なる表情があ

    り、手のひらより、甲を眺めて飽きない。ふっくらした甲、すんなりと伸びた指、

    爪の形もよくマニキアは自然ないろがいい。時々指や手をうごかしてもら

    ったりしていただくとこのうえない。あえて誤解をおそれず言わしていただくと、

    たとえばあなたがあなたのアレをみせてくださると言われても、ぼくは首肯い

    たしかねる。だってこんなにもエロスがぼくの目の前にあるのだから。キザを

    承知でこう言いたい。君の手に乾杯!と言ってぼくは見えないブランデーグラ

    スで、ブランデーを一気に飲み干した。