独り言  7月29日 | はなのブログ

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          ふらふらの記   19

    さて人間とはいかなるものか。時代じだいに人間像は変化した。やれ考える

   蘆だ、とか、やれ道具をつかう動物だ、とか、はたまた社会的存在だ、はては

   幻想でいきる動物だ、などと、これからもさまざまに人間像は変化するに違いな

   い。人間像はいかようにも変化をとげようが、人間自身はさしてかわらぬ。落語

   にでてくる八つぁんクマさんがあまたいる。100年まえも1000年まえも、泣い

   てるやつもいれば怒ってるやつ、笑ってるやつ、ふさいでるやつ、不幸なやつ、

   のんきなやつなど、いたし、これからさきもいる。全員が幸福な世界なんかくる

   ものか。幸不幸は心のありよう、飢餓がなくなり、機械がうまれ、たしかに便利

   になったけど、まわりの人々の様子をご覧じろ、幸福そうなやつなんかいやしな

   い。みんな欲求不満で不平たらたら、子供たちの顔を見てみろ、アフガニスタン

   の子供たちのほうが楽しそうではないか。物質文明の追及を否定するわけで

   はないけれど、資本主義というやつは、つねに民衆の欲望をコマーシャルで刺

   激され、満足ができない社会だ。だからといって封建主義にかえるというわけに

   もいかないが(ぼく個人としては呉智英どうよう封建社会がいい)、できるだけ自

   己の欲望をコントロールしたい、いいかたを変えれば欲望から自由でいたい。

   欲望の追及の果てに幸福はない。蟻地獄があるのみだ。

    偉そうにアジッてるぼくは、はたしていかなる人格者かといえば、そこいらにい

   る八つぁんクマさんである。屁もこくし、よだれもたれる。いい女がいればやりた

   いなと思うし、宝くじにもあたりたい。ぼくが好きなキリストや親鸞も、基本はぼく

   のようなスケベで、ケチなお調子者だと、ぼくは理解している。、