独り言  7月28日 | はなのブログ

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           ふらふらの記   18  

    あとあじの悪いブログを書いてしまい、少し後悔しきりです。でも仮面で生きる

   よりもさっぱりしました。これからは本当のぼくを生きていきます。たとえどれほ

   どいやな自分でも、自分を生きていくしかありません。

    ぼくの知人にOという男がいる。高校のクラスメイトであるが、こいっほど女好

   きな男を知らない。男前ではない。頭もよくない。ケチでもある。それなのにひ

   たすら女を恋求め、手に入れてしまうのだ。

    ぼくは一度奴の手口をみていたのだが、驚いてしまった。いたって単純なの

   だ。なんとひたすら相手の女の目を見っずけるのだ。それだけで女はころっと

   いってしまった。

    今までのぼくの努力はいったいなんだ。せっせとお店に通い、高いお酒を飲

   み、寿司をおごり、時計をあたえ、車でおくり、誕生日には薔薇の花束、本を買

   って小咄を暗記し笑わせ、ひたすらピエロを演じたぼくのあさましい、涙ぐま

   い、あるいは摂ないともいえる行為はいったい何であったのか。

    ある日、スナックのママにそのことを聞いてみた。ママ曰く、

    「ここだけの話よ。水商売の女は、人を見る目が肥えているから、プレゼント

   なんかしても、客の下心が見えてしまうのよ。それだったら寝ちゃえばおわり

   でしょ。エサをやるようにみせて、やらずにひっぱるのがプロよ。その点、Oさ

   んは、そんなことしないわね。言葉もあまりしゃべらない。ずうっと女の子の目

   を見るのよ。プロの女でも、目は言葉より信用してしまうのよ。まぁ、Oさんの

   ほうがプロの女の子より一枚上手ね。わたしは女の子にいっも注意している

   のだけれど、若い娘はだめね」

    と、ママはため息をついた。