独り言  6月13日 | はなのブログ

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           便所考  VOL 3

   時代が前後するので、先に古いほうをかたずけよう。

    ぼくが中学2生のとき、夏に臨海学校というのがあった。汽車で行ったとおも

   うが、くわしいことは忘れてしまった。場所は小松島というぼくらの住むところか

   ら1時間かかる、東南の方向にある港町である。

    宿泊は公営の施設で130人が泊まれる規模で、食事はハンゴの自炊であ

   る。二泊ぐらいしたと思う。

    初日の日に事故があった。それはぼくらではなく、ボートに乗りあそんでいた

   遊泳客の一人がおぼれたのだ。砂浜にあげられ、ぐったりとしている青年を男

   の先生が人工呼吸をしている姿がいまでも目にうかぶ。青年はどうやら助かっ

   たらしい。いまも元気にしているだろうか。

    本題に入ろう。トイレだ。この宿もトイレがすくないのである。男女共用で男子

   小が3、大の個室が3ではあまりにも少なすぎる。しかも男女が別々でないので

   気の弱い少年たちは尻込みしてしまうのだ。とてもうら若き乙女らがカナリヤの

   ごとく鳴き騒ぐなかをトッパする勇気はない。いつ訪れるかわからぬ便意に

   戦々恐々、せっかくの海の生活も楽しくない。

    2日はがまんできた。だが最後の日、朝泳いで昼から帰るのだが、皆で海に

   つかりワイワイさわいでいっところ、突然やっがおそってきた。海水で腹が冷

   えたのも一因だろうが。たまらん、しんぼうたまらんのだ。ぼくはそっと皆から一

   人離れて、海水パンツをずらし大砲をはなちました。いやぁ、すっきり、壮快そ

   のものです。汚れたあたりを手でよく洗い、これで問題解決だ。皆のほうに帰ろ

   うと、歩をすすめましたが、ふと気になり振り向くと、なんとぼくの分身がぼくをお

   っかけてくるのだ。あっちえいけと、手で水をかけるのだがあきらめてくれませ

   ん。子犬が母親をすがるごとし。いとおかし。