独り言  6月2日 | はなのブログ

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           ぼくがショックをうけた二人の女優

    もう一人の女優さんは、若尾文子です。

    ぼくの同年輩は、ほとんどが松田聖子とか、中森明菜、それともキヤンデー

   ズのファンがほとんどでしたが、ぼくも中森明菜のファンでセカンドラブのレコー

   ドをよくききました。ぼくが中森明菜のファンになったのは、テレビにでていた彼

   女がインタビューに、おかあさんのことをおかあちやんといったからです。ぼくは

   かあちゃんとよんでいたので近いのです。たちまち中森明菜のファンになりまし  

   た。それから半年たったでしょうか。その日もテレビで彼女の唄を聴いていまし

   た。歌い終わりインタビューがはじまり、彼女の口から信じられないことばが発

   せられたのです。ははでした。ファンというのは勝手なものです。好きになるの

   も一秒、嫌いになるのも同じです。

    ずいぶん、とうまわりになってしまいました。と、いうわけでぼくのまわりには、

   若尾文子ファンはいませんでした。北杜夫の本には若尾さんの話がでてきます

   が、北氏はファンなのでしょう。

    ぼくが高校一年のとき、東京から従弟が、夏休み遊びにやってきました。昼

   間は吉野川に泳ぎにいったり、また高越山に泊まりで登ったりしましたが、夜が

   手持無沙汰なのです。考えて、隣の町の鴨島に昔あった映画館にえいがを二

   人で見に行きました。もうどんな映画かわすれてしまいましたが、ワンシーイン

   だけあざやかにおぼえています。それは、夫の謝金のあなうめに、若尾文子が

   身体をあいてにあたえる、というシーンで、彼女がバスタオルをまいてでてくる

   のです。そのとき、カメラがアップで若尾の太ももをなめまわすようにとるのでし

   た。隣にすわる従弟のつばを飲み込む音がたしかに聞こえました。ぼくも喉の

   奥につばがたまり、息苦しくなり、そっとつばをのんだのですが、そのおとは、

   場内に響き渡りました。