ぼくがショツクをうけた二人の女優
ぼくの脳裏に焼き付いている二人の女優がいる。
ぼくの家は化粧品店をおかあさんが営んでいた。
中学生のぼくは、たまに同級生の女の子が買い物にくるので、恥ずかしいので
店にはでませんでした。
でも、店にはいい匂いのするもの、とくに香水の見本が沢山あるので、よく嗅い
だり学生服につけたりするのがすきでした。
月にいちど化粧品の会社から会報が郵送されてきました。その会報の小森の
おばちゃまのコーナーが楽しみにしてました。有名な俳優とのインタビューなので
した。
その日も送られてきた会報の包みを破っておきにいりのコーナ-をひらき、読み
進み、つぎのページをめくるとモノクロの写真があり、その写真をみた瞬間、ぼく
の目はとびだし、全身の毛孔がひらき、血が逆流しだしました。
写真は、マリリン・モンローのヌード写真でした。
ぼくも中学生です。女のヌード写真が初めてではありませんが、その写真のモ
ンローははじっけるような笑顔とふくよかな裸体は、いかにも女体そのもので、不
足も過剰もなく、完璧な女でした。同い年の女が小便くさく、同じ女でもこんなに違
うのか、と溜め息がでるのでした。
テファニーで朝食を、は実はモンローが主演の映画なんですが、彼女が死んだ
のでオードリーに代わったのです。モンローのテファニーも観たかったな。
彼女のライバルのエリザベス・テェラーもなくなってしまいました。ぼくの青春も
まもなく見えなくなってしまいそうです。