ぼくの想い出の本 12
米原万里さんをごぞんじですか。ぼくがいままでよんだ米原万里の本のタイト
ルをつぎに書きます。真昼の星空、打ちのめされるようなすごい本、終生ヒトの
スは飼わず、米原万里の「愛の法則」、心臓に毛が生えてる理由、魔女の1ダ
ース、必殺小咄のテクニック、パンツの面目ふんどしの沽券、などですが。まだま
だたく さんのほんがありますが、どれも楽しくて、ためになる名著です。米原さんの
本を読んで、女性に関しもっていた疑問がひとっかいけつしました。おかあさんか、
ヨメにきけ ばすぐわかることですが、疑問の内容が少しききずらい事なので、いま
まで保留していたのです。
たしか愛の法則の冒頭で書かれていた内容が、ぼくの疑問の答えでした。
ぼくの記憶なので正確でないかもしれませんが、こうです。
わたし(米原氏)は子供のころから、性に興味があり、古今東西の古典をあさ
り、性の描写を読みふけった。このような趣旨のことが書かれていた。
うすうすとは気がついていたのですが、これで確信がもて、合点がいきました。
男とおなじなんだと。
さらに、パンツの面目のなかで、プラハ・ソビエト学校に行ってた彼女が、同じク
ラスのモンゴル人の生徒達が揃いも揃って途方もなく勉強ができないのは、個人
差というよりも、民族的特徴ではないか、と思っていたが、よく彼女らの生活や歴
史を学ぶと、決して頭脳が劣っていたためなどではなくて、あまりにも発想法や常
識に隔たりがあるためかもしれない、考えをすなおにあらためたのでした。
万里さんは、亡くなったけれど、ぼくのなかで彼女は生きてます。