独り言  5月29日   | はなのブログ

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    2011年4月17日日曜日徳島新聞の書評欄に面白い記事をみつけました。

  タイトルは初期マルクスを読むとあり、書いているのは神奈川大教授の的場昭弘 

 氏です。

  まず、著者の長谷川宏氏をこう紹介しています。

  著者はドイツの哲学者ヘーゲルの名翻訳者である。その手にかかると難解な哲

 学用語も、平易な日本語に変貌する。

  また市井の学習塾で学問を語ることを貫き通した人物である。

  かるくよいしょは、かたちどうりです。

  サビはつぎです。マルクスの経済学・哲学草稿の、あまり問題にされてこなかっ

   た一節を、長谷川氏がさらりと引用しているのです。

   「死は特定の個人にたいする類の冷徹な勝利であり、個人と類との統一に矛盾

  するように見える。しかし、特定の個人は特定の類的存在にすぎないのであっ

  て、特定の存在であるからには死をまぬがれない」

   長谷川氏はこの文章が好きだという。

   なるほど、マルクスらしいひねくれた表現であるが、そんなに難しくもない。

   社会は、くりかえし生と死の連続である。人間は生まれては死ぬ。人間の死は

  個人的でも人類そのものは生き続けていく。それは厳然たる事実である。そこに 

  感傷はない。個人としては死滅しても、社会は個人の死を通して若返る。古いも 

  のが滅びて、新しいものがうまれるのが、歴史なのだ。

  マルクス先生、しぶといですね。まだまだ健在なり。ハイヘク、フリードマン両先生

  はどうしてるのかなあ。しっかりしないとマルクス先生が甦りますぞ。