独り言  5月20日 | はなのブログ

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          ぼくの想い出にのこる本   4

   ある日、渋谷の大盛堂でニーチェの善悪の彼岸と道徳の系譜を思いつきでか  

  いました。難しい本ですが、どうやらキリスト教道徳の批判らしいのです。それと

  絶対の批判らしいのです。ニーチェは本当によく人間の本質を理解してます。た

  しかにニーチェ思想は戦争とか貧困の根絶には役にたちませんが、絶対を標榜 

  するドグマ批判には有効だとおもいます。

   フロイトの学説は想像力の勝利です。夢判断とか精神分析入門しかよんでませ 

  んが、人間の心の働きが自我とか無意識の葛藤によりきまる、らしいのです。ど  

  うもフロイトはニーチェを読んでたふしがみうけられます。

   フロイトといえば、岸田秀には驚きました。伊丹十三が対談をしてたので、その

  中身が面白かったので、岸田のものくさ精神分析をかいました。なるほどなるほ 

  ど、平易な文章で、すごい説得力で初めから終わりまでごもっともでした。それに 

  よると人間はほかの動物と異なり本能が壊れているので、その代わりに幻想(文

  化)を創って生きているのだ、ということです。国家も、お金も、恋愛もすべて幻想

  なのです。幻想に命をかけることないのです。

   岸田氏は、フロイトの研究者ですが、親分よりわかりたすい。わかりやすいの

  は危険なばあいがあるのですが、ずっと岸田氏の本を読んでいますが、ほとんど

  異議なしで、ぼくの思考の10分の1は岸田氏の影響です。

   ハードボイルドは推理小説よりすきです。ダシール・ハメット、レイモン。チャンド

  ラー、ロス・マクドナルド、はいちページ、いちページをなめるようにして読みま 

  す。