ぼくの想い出にのこる本 3
みえで資本論をかったものの、いまだに読んでません。神棚にのせて毎朝拝ん
で家をでます。ごりやくがあるかないかはわかりませんが、資本論の印字が南無
阿弥陀仏や南無妙法蓮華経のごとく、なにやらありがくおもえてくるのです。
ぼくには、なんどトライしてもはねかえされる本が数冊あります。その一冊が資
本論です。ほかにトルストイの戦争と平和とゲーテのファーストなどですが、いつ
かは読破するつもりです。理解できるかどうかはわかりません。
サルトルもみえで読みました。実存主義とはなにか、とか嘔吐などですが、実存
は本質にさきだつ、なんてちんぷんかんぷんで喫茶店でコーヒー一杯で何時間も
ねばり、いまから思えば滑稽ですが、学生が数人深刻げにだべっましたが、なん
のこともない、人間は自由だ。といえばいいものをどうして哲学者というものは、
難しいいいまわしおするのでしょうか。
野坂昭如も好きな作家です。エロごと師たちにはじまり、骨餓身死人蔓は傑作
ですが、不当な評価は首をひねりたくなります。
大江健三郎の死者の奢りや、飼育は感動というより、事件でした。書かれる作
品が次々と傑作でしたが、本は買っていますが今は読まなくなってしまいました。
戦後派の作家にも影響をうけました。野間宏・椎名麟造・武田泰淳・埴谷豊高
大岡昇平などは大きな仕事しました。ぼくは彼らから多くのものをいただいていま
す。
三島由紀夫は一時よく読みました。短編がことにすばらしく、ボキャブラリーの
豊富さは図抜けています。