ぼくは貧乏です。
いや、ぼくだけでなく先祖代々、わかっているだけで8代つづけての貧乏なので
す。
小学校のころ、ぼくはよく寝小便をたれ、下着の替えがないのでおかあさんのパ
ンツはいていったが、半ズボンのすそからピンク色の大きすぎるパンツの一部が
はみだしているのを見つかり、みんなにからかわれた。
お弁当もつくってもらえない日がよくあり、たとえつくってくれても、むぎめしとタク
アンだけだった。
中1で中退し、徳島のお寿司屋さんに就職した。
朝はやくから、親方について市場に買い出しに行った。
眠かったが、白いごはんとおいしい味噌汁を腹いっぱい食べられたのが満足で
した。親方もお店の皆さんにもよくしてもらいました。とくにおかみさんにかわいが
ってもらい、ときどきおこずかいをもらい、貸本やいもあめを買ってたべました。
18歳のときに、アルチューのおとうさんが死に、あとをおうようにおかあさんも死
んでしまいました
あとにのこされたのは、20歳のヤンキーの長男と16歳の妹・少女Aの三人で
す。最悪のトリオです。
寿司屋の給料では、二人を食わしていけません。
悩んだあげく転職をし、不動産屋に就職しました。
世の中は、高度成長土地がみるまに値上がり、うはうはでした。 続く