独り言  4月20日 | はなのブログ

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  阿波の津田村というところに、金太郎という名の少女がいました。

  彼女はいわゆる不良少女なのです。

  小学校で番をはっていました。

  金太郎ちゃんにかなうものはいません、はむかうものはすべて駆逐してしまい、  

 学校では校長先生さえ、彼女をはれものにさわるようにしているのです。

  今日もいつものように、ぶりぶりいわせて登校していますと、道の片隅に子猫ちゃんが、ミイミイとないているではありませんか。

  「どなんしたんや、こねこちゃん」

  と、金太郎ちゃんは声をかけました。

  「おかあさんと、はぐれてしまったのミイミイ」

  と、子猫ちゃんはいってなくのです。

  金太郎ちゃんは、番長といっても義侠心の強い、強きをくじき弱きを助ける豪の

 ものです。

  こまっている子猫ちゃんを見捨てることはできません。

  右手にもった竹刀をすてて、子猫ちゃんをひろいあげ、

  「あんしんせい、今日は学校は休みじゃ。おまえのおかあさんをさがしてやる」

  といいました。

  子猫ちゃんのおかあさんはみつかるでしょうか?

  じつは、みつからないのです。

  なぜかといえば、不良少女金太郎ちゃんの学校でのやんちゃぶりに、手をやい  

 た校長たちが、捨て猫におこずかいをあげて計画した作戦だったのです。

  まんまと計画にのってしまった金太郎ちゃんは、いるはずもない子猫のおかあさんを、いつまで探しつずけるのでしょうか。