独り言 3月26日 通信NO2 枯野で遊ぶ野分のこえには 時代に風化されることを拒否する 確たる意志がある 時代は暗い季節を抱擁し あきることのない愛撫だ わたしたちは絶望の瘡蓋を いじることでしか存在を確かめられぬのか 沈黙が自衛の鎧とは なんと悲しいことだ 遅遅とした歩みかもしれない 混沌とした作業かもしれない やがて反抗の意志が身体と同化するとき 枯野で遊ぶ野分に対し 親しい挨拶をおくりながら わたしたちは自らの運命の主人公として 大地にわたしたちの名を刻もうではないか