ウソップ童話
あるとき、まちのネズミが、いなかのネズミのところへ、あそびにきました。
いなかのネズミのすみかは、田んぼや畑のまんなかの一軒家で、まわりになにもありません。
まちのネズミはあたりをながめて、
「なんだい、こりや。ビルも車もなんにもない。どうなってんのさぁ」
いなかのネズミは、
「おまはん、そんなこというけど、のんびりしてええでないで。あっこ見てみな、スズメが四五羽おるじゃろ、自然が豊かな証拠や」と、目を細めた。
「のどがかわいた。コンビニどこ?」
「そんなんあるでだ。水だったら、井戸がある。ひやっこいでよ」
「ケケ、おれはミネラルウォウターでないと体がうけつけないんだ。チェ」
やがてお昼になりました。
「昼、なにがええで。うちのうどん、うまいんでよ。うどんにしょう」
「うどん?コーラにピザとか、マックないの?」
「そんなカタガナのくいもん、こんないなかで売ってないは。なぁ、うどんにしょう」
まちのネズミは、あきれはてて帰ってしまいました。
続く