今更ですが、レビューします。生産終了品で、後継機はXBA-A1です。
【使用環境】
NW-A16に直挿し。周囲は、ハードディスク入りノートPCの動作音以外に気になる音の無い環境です。
【デザイン】
赤と黒を基調としたデザインで、結構目立ちます。コードはフラット形で、ねじれが目立つものの、絡みにくいです。
ハウジングは、「BA型ドライバーのイヤホンにD型ドライバーを入れました」的なデザインとなっています。横長なので、着けていることが一発で分かります。
【音質】
そのまんまの表現となってしまいますが、カマボコなBA型に控えめなD型の低音を追加したような音です。低音に膨らみのあるカマボコ調。解像度は並みより少々高い程度で、音の分離や定位も並みより少し良い程度だと思います。
音場は、広め。基本的な傾向としては、D型の低音はやや近めで、B型の中高音が遠くから聴こえてきます。
【フィット感】
見た目の割に耳にフィットしてくれるので、フィット感は良好です。SHURE掛けもできます。
【タッチノイズ】
普通です。
【外音遮断性】
やや高いです。10段階で10が最高だとすると、7。ただ、電車やバスの騒音は通しやすいので、屋外での試用には向かない印象があります。
【音漏れ防止】
音漏れはほぼありません。
【携帯性】
ポーチも比較的良いものが付いてきますし、良い方だと思います。
【総評】
まさにハイブリッド型というような音を鳴らすイヤホンです。生産終了後は1万円を下回る価格で新品を入手できましたが、9000円以下ならコスパ良好だと思います。生産終了前の11000~12000円でも悪くありません。
癖が強いような、そうでもないような。D型の低音+B型の中高音という音質を嫌う人以外にはスッと馴染む音だと思います。嫌いな人には、とことん嫌われそうです。
付属品のイヤーピースとポーチが良いもので、イヤホンとして幅広く使える音質と装着感を持っているので、1本だけで何事も済ませたい人に向いているイヤホンかもしれません。